読書日記

  「言い訳をしない」と宣言する

 『きっと、よくなる!』(本田健)より
 言い訳をしはじめると、だんだん自分の力を失って、弱くなってしまいます。自分ができない理由を探し出し、正当化するのが、言い訳の本質だからです。
 せっかく有効に使える自分の力を、できない理由探しに使ってしまっているわけです。

 「今後、絶対に言い訳をしない」と決めることは、人生をコントロールする力を自分の手に取り戻す、自由独立宣言でもあるのです。
 ちょっと難しそうなことやよくわからないことや大変そうなことだと、すぐにできない理由を考えてしまうという人はけっこう多いのではないでしょうか。

 すぐにできない理由を考えるというのは、はじめからあきらめているということです。
 できない理由が見つかると、できないことが確定してしまうでしょう。
 それでは、本当はできることもできなくなってしまいます。自分で自分の可能性を小さくしてしまっていいのでしょうか。

 自分にはできないこともあります。それはしかたがありません。だったら、(少なくとも自分に)言い訳する必要はないでしょう。できない理由を考えるのは、限られた自分の時間とエネルギーの無駄遣いです。その時間があったら、他に自分にできるいいことを考えたほうがいいでしょう。

 つい言い訳を考えてしまっても、それに気づいて考え直すことができればいいのです。
 たとえば、「やれない理由(言い訳)を考えるより、どうしたらやれるかを考えよう」「できない原因がわかったのなら、それをヒントにできる方法を考えよう」「言い訳を考える時間があるのなら、何かいいことを始めよう」などと考えを切り替えられるといいでしょう。

 私には、すぐに言い訳を考えるクセがあります。人に対して言い訳することは少ないと思っています。ほとんどは自分に対する言い訳です。
 「私には言い訳を考えるクセがある」と自覚してからは、それに気づき、考えを切り替えられることが増えました。

 「言い訳するのはやめよう」と宣言し、その心がけを続ければ、少しずつ言い訳を減らし、その分できることが増えていくと思います。
 「言い訳していても幸せにはなれない。幸せになれることをしよう」などと、幸せになる宣言をするのもいいのではないでしょうか。



   

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