読書日記

  魅力に気づく

 PHP5月号の特集は『出会いをつかむ人、ムダにする人』。
 荒木経惟さん(写真家)は、
 せっかく目の前に出会いがあるのに、そのことに気がつかない。これが「出会いをムダにする人」。
 要するに鈍感なんだ。人間の魅力に対して鈍感だと言い換えてもいい。

 そして他人の魅力がわからない人間は、自分も魅力的にはなれない。自分を映す鏡がないんだから、自分の姿が見えるはずもないよ。
 もし自分を変えたいと願うなら、たくさんの鏡に自分を映してみることだね。
 「出会いに気づけない」ということは、「人の魅力に気づけない」ということなのかもしれません。
 人の魅力に気づければ、相手から好感を感じ、自分から近づいていけるのではないでしょうか。
 相手から何も感じなければ近づかずに通り過ぎ、嫌な感じがすれば退いてしまい、出会いには発展しにくいでしょう。

 人にはいろんな魅力があるでしょう。
 顔や体型などの容姿やファッション性に魅力を感じることもあるでしょうし、表情や態度に魅力を感じることもあるでしょうし、話す内容や知性に魅力を感じることもあるでしょうし、何かの能力に魅力を感じることもあるでしょう。

 自分に共通する所に魅力を感じることもあれば、反対に自分と違う所に魅力を感じることもあるでしょう。
 他の人から見たら欠点と思われがちな所でも、自分には魅力を感じられることもあるでしょう。
 人それぞれにいろんな魅力を感じられる可能性があるのではないでしょうか。

 人の魅力がわからなければ、自分を魅力的にする方法もわからないのでしょう。
 人から感じた魅力の中で、自分が身につけたい所を見習うことができればいいのではないでしょうか。

 他人のいい所に気づきやすい人と、悪い所に気づきやすい人がいると思います。
 それは(無意識の場合)その人の考え方のクセなのだと思います。

 「いい所を探そう」と意識すれば、いい所が見つけやすいでしょう。
 そういう心がけを続けていけば、それが習慣になって、自然に人のいい所に気づけるようになれるのだと思います。
 そうなれれば、出会いを大切にいい関係をつくりやすくなり、結局自分の幸せにつながるのではないでしょうか。



   

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