読書日記

  わずかでも前進する

 『生き方』(稲盛和夫)より、
 昨日の努力に少しの工夫と改良を上乗せして、今日は昨日よりもわずかながらでも前進する。

 その、よりよくしようという姿勢を怠らないことが、のちに大きな差となって表れてくる。

 けっして通い慣れた同じ道は通らないということが、成功に近づく秘訣なのです。
 いつもとまるっきり同じ事を同じ様にやっていては進歩がないのでしょう。
 小さな工夫やほんのちょっとの改善でも、日々それを続けていけば、時間が経てば経つほど大きな進歩になるのではないでしょうか。
 その「よりよくしよう」という心の姿勢をもち続けることが大事なのだと思います。

 「少しずつ」というのは前進・進歩・上達のキーワードかもしれません。
 「少しずつ」なら自分にもできることがあるのではないでしょうか。
 「少しずつでいい」と思えれば、焦らずにラクな気もちでできるでしょう。
 自分の進歩を感じられることはうれしいものです。進歩を長く続けるためには「少しずつのほうがいい」のかもしれません。

 幸せになるためには、少しずつ自分を育てていくことだと思います。
 「より幸せを感じられるようになろう」と心がけ、小さな工夫や改善を重ねていけば、「1年前に比べたら少しは幸せに暮らせるようになれた」と、きっと思えるようになれるでしょう。
 そうすれば、「これからも少しずつ幸せになっていける」とも思えるでしょう。
 そう思えるのは、とても幸せなことだと思います。

 一生涯、少しずつ幸せに暮らせるようになっていけたらいいのではないでしょうか。
 そうすれば、いつでも「(今までの人生で)今がいちばん幸せ」とも言えるようになれるでしょう。



   

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◇『生き方』稲盛和夫

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