読書日記

  本気で何かをしているとき

 『ドロシーおばさんの大事なことに気づく』(加藤諦三)、
 「第2章 本気で何かをしているとき、大事なことに気づく」より、

 「本気でしている」とは、好きなことをしているときの状態です。
 自己実現している人、つまり、自分が持つ多くの可能性を実現している人は、一人で何かを楽しむことができます。自己実現している人は、一人でもエネルギーが沸いてきます。本気とはそういうことです。
 本気とは心が無になることです。「無」とは、葛藤やナルシズムや執着などが心の中に「ない」ということです。
 「本気でしている」とは、すごく集中してやっていることでしょう。さらに望ましいのが、好きなことを夢中になってしているような状態ではないでしょうか。
 そして、それは幸せな状態とも言えるでしょう。

 「本気」とは、余計なことを考えない「無」の心とも言えるでしょう。
 ということは、本気でしている際には、イヤな事や悩みや苦しみなどは忘れられるということでもあります。
 それは、不幸でない幸せとも考えられるのではないでしょうか。

 やってみないとわからないこともあると思います。
 実際にやってみないとわからないこと、ある程度できるようにならないとわからないこと、本気でやってみないと見えてこないこと、・・・。
 本気になってやってみて、それが自分の心から好きなもの・生きがい・幸せなどと気づけることもあるでしょう。
 反対に、本気になってやろうとして、自分には合わない・自分が心から望むものではないなどと気づけることもあるでしょう。

 今自分が本気になってやっていることはあるか? 自分が本気になってやりたいことは何か? もっと本気になってやるためにはどうしたらいいか?
 こんなふうに考えてみることで、何かを本気になってやる時間をもてたらいいのではないでしょうか。
 本気になってやっていれば、何か大事なことに気づくことができるのではないでしょうか。



   

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