読書日記

  人に左右されない

 PHP3月号の特集は『自分に自信がもてる考え方』。
 東豊さん(臨床心理士)は、
 自信とは何かというと、文字通り「自らを信じる」こと。
 他人の目や評価に右往左往することは、すなわち自分より他人を信じていることになり、これではいつまで経っても揺るぎない自信を築くことはできません。

 大事なことは、その評価が落ちてきたからといって、それで自信をまで失う必要はないということです。
 自信は、自分が自分のことをどう思うかです。
 他人の目や評価によって左右されないほうがいいのでしょう。

 いろんな人がいます。
 人を見下したり偏った見方しかできない人もいれば、意地悪な人や気分屋の人もいるでしょう。むしろ、人を正しく評価できる人は少ないのかもしれません。
 そういう人たちの言うことで、自信を失ってしまうのは自分にとってよくないでしょう。

 人からの評価はひとまず、「こういう考えの人もいる」と受け入れることができたらいいのではないでしょうか。
 あとは、自分が自分をどう評価するかです。その際の参考意見の一つにすることはできるでしょう。

 また、人と自分を比べて自信を失ってしまう人もいます。それも、わざわざ優秀な人を選んで比較したり、人の長所と自分を比べたり、自分の短所を人と比べたりしがちです。
 人と比べたらキリがありません。世界で一番にならないと自信はもてないのかもしれません。たまたま自分のまわりに優秀な人が現れるたびに落ち込んでいたら自信を失うばかりでしょう。

 自信は、自分の経験や進歩を確認しながら、少しずつつけていくものです。

  『大事なことは、進歩向上の比較を
   他人とするのではなく、過去の自分とすることです』 多湖輝

 まず、現在の自分がどういうレベルであっても受け入れることです。(「今はまだしかたがない」のです)
 でも、少しでも進歩することを目指して努力をしていればいいのです。(もちろん、そのための工夫も必要でしょう)
 ちょっと前の(たとえば、1年前の)自分よりも少しでも進歩していると思えるのならいいのです。
 人が何を言おうと、自分は進歩しつつあると思えればいいのではないでしょうか。

 それを続けていけば、少しずつ進歩するとともに、自信もついてくるのではないでしょうか。



   

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