しあわせ日記

10月26日(木) 家族のためにしたいことをする

 『死ぬまでにしたい10のこと』(齋藤薫ほか)の中で、しまおまほさん(漫画家)は「親にしたいことをできるだけ実現する」をリストに入れています。
 「親にしたいこと」としたけれど、まずは自分の残りの時間を幸せに生きることが親への一番の恩返し。
 それを前提にできるだけ一緒にいたり、旅行をしたり、ささやかな贈り物をしたり、家事を全て請け負ったり。
 死ぬからって自分のことだけではなく、死ぬからこそ自分以外の人間には感謝の気持ちを込めてつくしたいですね。
 親は子供の幸せを強く願っているはずです。ですから、「自分が幸せに生きることが一番の親孝行」というのに、私も賛成です。
 その上で、「死ぬ前に親にしたいこと」がいろいろあるのではないでしょうか。

 家族と共に過ごすというのは、自分のためでもあり、家族のためでもあると思います。
 その中で、いい想い出作りができ、さらには、互いに幸せにし合うことができたらいいのでしょう。
 家族といっしょに過ごせることだけでも、幸せなことと思えるのではないでしょうか。

 『死ぬまでにしたい10のこと』(齋藤薫ほか)には、他にも次のようなものが、それぞれのリストにありました。
「もうじき2歳になる娘が成長していく先々で身につけられそうな洋服や靴を選んで、クローゼットに順に並べておく」「娘に読んであげたかった本をたくさん買って、書棚に並べておく」(谷村志穂)、
「生命保険をかけるだけかけて息子にカネを遺す」「そのカネをアテにしてマンション1棟買っておく」(室井佑月)、
「息子とディズニーランド一泊旅行に行く」(倉田真由美)、
「家族三人で静かな湖のあるところに行く」(谷村志穂)、
「夫との時間を大切にする」(八塩圭子)
 自分の子供に対しては、してあげたいこと・遺したいものがたくさんあるのではないでしょうか。

 「死ぬまでにしたいこと」を考えていくと、自分とって大切な人を幸せにすることがけっこうあると思います。
 実はそれは、人を幸せにすることが自分の幸せにつながるということだと思います。
 愛する人といっしょの時間を大切にし、人を愛する幸せを感じて生活できるようになれたらいいのではないでしょうか。

 谷村志穂さん(作家)は、
 それにしても酷なテーマの原稿でした。でもってちょっと、優しさの足りない日々を省みる機会になった。日々を優しく、皆に優しく。



   

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