しあわせ日記

10月25日(水) 伝えたいことを伝える

 死ぬ前に、誰かに何か伝えておきたいことがあるのではないでしょうか。
 親に、子供に、友達に、お世話になった人に、好きな人に、・・・。
 感謝の気もちを、謝罪の言葉を、愛していると、別れの言葉を、・・・。
 相手に会って直接伝える以外にも、手紙で、声(録音)で、ビデオレターで、・・・。

 『〈原作〉死ぬまでにしたい10のこと』(ナンシー・キンケイド)では、主人公は「子供たちのために、みんなが21歳になる分までの誕生日のメッセージを、テープに録音する」をリストの中に入れています。

 『死ぬまでにしたい10のこと』(齋藤薫ほか)の中では、
「手紙を書く(主に父と母に)」(谷村志穂)、
「息子のハタチの誕生日までに毎年渡す手紙を書く」(室井佑月)、
「息子に結婚相手に関する注意書きを残す」(倉田真由美)、
「「ありがとう」と「ごめんなさい」だけの手紙を書く」(齋藤薫)、
「思い浮かんだ人全員に手紙を書く」(角田光代)、
「家族や友人たちのためにメッセージを録音する」(八塩圭子)、
「ビデオレターを作ってみる」(しまおまほ)、「告白する」(齋藤薫)、
「男の友人・知人全員に「愛していた」と告げる」(室井佑月)、
「一番好きな人に「あなただけ」ということを伝える」(しまおまほ)、
「好きな人にだけ「私、死ぬの」と伝える」(齋藤薫)
というのが、それぞれのリストの中にありました。

 誰かに伝えたいことがあるのなら、会った時に何らかの形で伝えたり、年賀状などに書くことができるといいのでしょう。
 また、伝えたいことがある人への手紙を書いてみる(出さなくていい)のもいいのではないでしょうか。

 角田光代さん(作家)が、次のように書いています。
 (私が死ぬまでにしたい10のことを)考えながら、なんだか私ってずいぶんしあわせだなあと気づかされた。
 すみたいと思う町があること。いきたいと思う場所があること。会いたいと思う人がいること。お礼を言いたくなるような人が、大勢いること。これって、なんだかすごいことだ。


   

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