しあわせ日記

10月11日(水) 考えるエネルギーのある人

 PHP11月号の特集は「心の“強さ・やさしさ”を感じる人」。
 加藤諦三さん(早稲田大学教授)は、
 相手がなぜやさしい人と思うか? それはやさしい人が、自分の求めているものを理解してくれる人だからである。
 相手のために考えてあげる、求めているものは何だろうと考えてあげる、喜ぶものは何だろう、そう考える人がやさしい人だ。
 やさしい人は、考えるエネルギーのある人。考えることと言葉をかけることと行動することが出来る人である。
 「自分のためを考えてくれている」と感じられると、その相手を“やさしい人”と思うのかもしれません。
 実際には、そういう考えに基づいたと思われる、やさしい言葉や態度や行動に気づいた時に感じるのではないでしょうか。

 「相手のため」を考えることは、そういう習慣がない人には、難しいでしょう。
 無意識だと、つい自分のことを考えてしまうのではないでしょうか。
 意識して考えようとしても、本当に相手のためになることなのだろうか? と思ってしまうことも多いでしょう。
 そのために、疲れてしまう人もいるでしょう。

 「人のため」を考えるのには、エネルギーが必要なのかもしれません。
 少なくとも、相手(のためを考えること)にエネルギーを傾ける必要があります。自分のことで精一杯な人は、ほかの人にエネルギーを回すのは難しいでしょう。
 また、慣れていないと、つい力が入って、余計にエネルギーを使うのではないでしょうか。

 でも、慣れれば、だんだんラクにできるようになれるのだと思います。
 能力は使えば鍛えることができます。心がけを続ければ、技術もパワーも少しずつアップするでしょう。
 反対に、使わないから、使ったことがないから、今は能力がない、ということも言えるでしょう。

 もう一つには、イヤイヤやるから疲れる、喜んでやるから疲れを感じない、ということもあると思います。

 本当にやさしい人は、「人のため」を考えるエネルギーのある強い人だと思います。



   

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