しあわせ日記

10月7日(土) 愛がなければ人生は無味乾燥

 『人生論』(武者小路実篤)より、
 人生から愛をひけば何が残る。
 土地から水分をひけば砂漠になるようなものだ。

 人生に愛がなかったら、人に生まれて親を愛することもできず、親から愛されもせず、齢ごろになっても誰も愛せず、誰にも愛されなかったら、親になって子どもを愛せず、子どもに愛されながったら、何を見ても、花を見ても山を見ても愛する気がなかったら、人生は無味乾燥なものであろう。
 人生には幸せなことがたくさんあります。
 でも、愛がなければ、心は乾いたままなのかもしれません。

 愛がないと思うとしたら、それは愛の対象がないのではなく、自分に愛する心、愛を感じる心が足りないのではないでしょうか。

 自分を愛してくれる人、幸せにしてくれる人を探したら、なかなか見つからないかもしれません。
 でも、自分が愛したい人、幸せにしたい人なら、探せば見つかるのではないでしょうか。
 自分が幸せにしたい人を愛する幸せを感じられるようになれたら、と思います。

 人を愛する心をもち、愛の行為を実践できるようになれば、きっと自分を愛してくれる人も表れると思います。また、人を愛することを知れば、人の愛も感じやすくなるでしょう。
 自分が人を愛さずに、人から愛されたいと思うのは、虫のいい考えでしょう。また、愛する思いがあっても、行為として表さなければ、ないのと変わりありません。

 愛の対象は、人だけではありません。
 たとえば、動物を愛することも、自然を愛することも、仕事を愛することも、生活を愛することも、・・・、自分を愛することもできます。

 愛することで重要なことは、相手のいい所・相手の存在を幸せに感じること、相手を信じること、相手の現在と将来の幸せを考えられること、困難も共にできること、・・・。
 何かを愛する方法は人それぞれにいろいろあると思います。

 愛の幸せは一時的なものではありません。
 愛するものが存在するかぎり、愛し続けることができます。
 生活の中に愛があれば、心に潤いを保つことができるのではないでしょうか。



   

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