人生から愛をひけば何が残る。 土地から水分をひけば砂漠になるようなものだ。 人生に愛がなかったら、人に生まれて親を愛することもできず、親から愛されもせず、齢ごろになっても誰も愛せず、誰にも愛されなかったら、親になって子どもを愛せず、子どもに愛されながったら、何を見ても、花を見ても山を見ても愛する気がなかったら、人生は無味乾燥なものであろう。