しあわせ日記

9月29日(金) いのちのサイクル

 『〈希望〉の心理学』(白井利明)より、
 自分の一生だけでなく、自分が死んだ後のことも考え、そこに何か引き継がれていくものをつくっていくならば、生がむなしくならないのかもしれない。
 いのちのサイクルがつながって、たとえば、自分の蒔いた種が次に芽を出していくことが想像できれば楽しいものである。
 自分の一生を越えた時間的展望をもつ生き方が、豊かな現在を生きることにつながっていくのではないかと思われる。
 自分という存在は、一人の命で終わりではなく、子供や孫に引き継がれていくと考えれば、生きる意味を感じられるのかもしれません。
 また、子供ため孫のためを考えれば、今からやれることがたくさんあるのではないでしょうか。

 自分の仕事や作品などが後世にも残っていくと思えることも、生きる意味になるでしょう。
 今後も、人の役に立てたり、何かを伝えられたりできるのではないかと思えるものがある人は幸せだと思います。
 (私は、そういうものを遺せたらいいな、と思っています)

 死の恐怖がある人は、天国や極楽、輪廻転生による来世を想うことで、心が落ちつくのなら、それもいいと思います。
 (私は、「死後の世界はわからない」と考えます)

 このような自分の一生を越えた時間的展望をすることで、生きる意味をもてたり、誰かのためを考えられたり、自分の人生を豊かにすることを考えられたりできたらいいのではないでしょうか。

 このようなことを考えなくてもいいのですが。



   

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