しあわせ日記

5月27日(土) 人のために夢中になる

  『快癒力』(篠原佳年)より
「いいですか。病気を治したかったら、一にあきらめる努力、二に忘れる努力、三に人の世話をすることですよ」

 人のために夢中になっていると、自分の病気は消えていきます。自分の病気に集中していた気が外へ向かい出したためだと思われます。
 いちばんいけないのは四六時中、自分の病気を意識していること。人のために何かを夢中になってすることは、意識を自分の病気からそらすのにいちばんよい方法のようです。
 自分が病気や不幸になっている時に、「人のため」を考えるなんてできないと思うかもしれません。
 でも逆に、病気や不幸を大きくしてしまうのは、自分のことしか考えられないからかもしれません。
 自分が病気や不幸にあまり悩み苦しまないために、つまり「自分のため」に、「人のため」に意識を向けようと考えられたらいいのではないでしょうか。

 病気や不幸になってしまった場合には、まずは現実を受け入れる(いい意味であきらめる)ことで、ショックを受けた心を少しでも落ちつける。
 そして、自分の病気や不幸を忘れられる(意識しすぎない)ように、他のこと(できれば、心がいい状態になれるようなこと)に意識を向け、夢中になる。
 中でも、「人のため」を考えるのがいい、ということのようです。

 不幸になりやすい人は、自分を幸せにすることが苦手なのかもしれません。
 そういう人でも「人のため」を一生懸命に考えれば、何か思いつくのではないでしょうか。
 まわりにいる人について、「この人は何をしてほしいのだろうか?」「この人(の幸せ)のために、今自分にできることは?」などと考えてみればいいのです。
 人を幸せにする方法チャンスもたくさんあると思います。

 実際に「人のため」になれることは幸せなことです。
 自分が「人のため」を思ってしたことで、相手が喜んでくれたり、「ありがとう」と言ってくれるだけでも、予想外にうれしいことでしょう。
 自分が誰かのためになっていると思えることは、自分の存在価値にもつながることです。

 人を幸せする幸せを感じられるようになれたら、自分の病気や不幸からも早く回復できるようになれるのではないでしょうか。



   

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◇「病気になった時の考え方

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