しあわせ日記

5月11日(木) 気持ちが伝わらないのは当たり前

 PHP6月号の特集は「気持ちを伝えるのがうまい人・へたな人」。
 対談『「気持ちが伝わらないのは当たり前」というところからスタートしよう』より、
 養老猛司さん(東京大学名誉教授)は、
 どうすれば自分の気持ちを相手に理解してもらえるかということですが、このテーマは、そもそも人間とはわかりあえるものだということが前提になっています。私に言わせれば、その前提が間違い(笑)。自分の持っている気持ちと同じものを相手が持っていなければ、伝わるはずがないのですから。
 自分の気持ちが人に伝わらないのは「当たり前」と考え、「伝わらなくてもいい」「伝えようとしなくてもいい」と思えるのなら、それでいいのではないでしょうか。

 気持ちが伝わらない場合、その原因として、伝え方の問題と受け方の問題が考えられます。
 伝え方がうまければ、それだけ伝わりやすいでしょう。
 また、受け方が鈍感だとなかなか伝わらないでしょう。

 自分の気持ちを相手に伝えたいのなら、伝わるように努力したほうがいいでしょう。伝える努力をしないで「(相手が)わかってくれない」と嘆くのはよしたほうがいいでしょう。
 ただし、相手によっては自分の気持ちが伝わることをあきらめたほうがいいのではないでしょうか。

 自分の気持ちが伝わらないと思った場合には、まず、自分の伝え方の問題か、相手(の受け方)の問題かを考えてみるといいのかもしれません。



   

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