しあわせ日記

4月14日(金) 八方美人と柳に風

 PHP5月号の特集は「人間関係がうまくいくひと言――心と心をつなげる言葉」。
 市田ひろみさん(服飾評論家)は、
 近所づきあいは、浅く、広く、八方美人が懸命だ。
 八方美人になって、明るく誰とでもつきあえる人になることも大切だし、生命にかかわること以外は聞き流すことも大切だ。
 柳に風こそ、かしこいつきあい方だ。
 いくら風が吹いても柳は、右に、左にゆれ動き、決して折れない。
 風になびいたり静止したりしながら、時をやりすごす。敵も味方になり、味方も敵になることも、浮世の常だ。
 明るく誰とでもつきあえるような“八方美人”になれたら、理想的なのかもしれません。
 でも、それは難しい人が多いのではないでしょうか。
 また、それが露骨に見えてしまうと“八方美人”は嫌われることもあります。

 こちらがうまくつきあおうと思っても、相手によってはうまくいかないこともあるでしょう。
 また、どんな人間関係の中でも、多少のイヤなことはあるものと考えたほうがいいでしょう。
 イヤなことがあっても「柳に風」で受け流すことができればいいのでしょう。
 そのためには、幸せになる考え方を心がけることでしなやかな強さを身につけることができたら、と思います。

 すべての人と親しくつきあおうとしたら大変でしょう。
 特定の相手以外とはそれなりにつきあうことができればいいのではないでしょうか。

 中には、どうしても合わない相手や嫌いな人がいるのもしかたがないと思います。
 関係を大切にしたい相手の場合には、「関係を良くしよう」と努力したほうがいいのでしょうが、多少関係が悪くても「このままでもいいか」と考えたほうがいいこともあると思います。
 このように、相手によってつきあい方の方針を決めていい、と私は思います。

 自分なりのつきあい方を選び、好きな人とは仲良く、ふつうの人とはそれなりに、イヤな人とはできることならつきあわないようにし、多少イヤなことがあっても“柳に風”で受け流し、それぞれのつきあいをそれなりに楽しめるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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