上司「君、失敗したんだってな」基本的には、相手(個人)への思いやりが大切でしょう。
部下「は、はい、申し訳ありません」
上司「何で、こんなへましでかしたんだ」
部下「は、はい、このようなことがないようにしたいと思います」
これでは会話ははずみません。
上司「今回は、なかなかうまくいかないことがあったみたいだね」
部下「ええ、そうなんです」
上司「今回、予定どおりに進まなかった原因を三つあげると何かな?」
部下「まず、一つ目はですね……」
非常に短いやりとりですが、上司のセリフには、細かい工夫が見られます。
第一に「失敗」という、どきっとするような強い言葉ではなく、「うまくいかなかったこと」というソフトな言い回しを用いています。
第二に「今回」という時間を限定する言葉を使い、言外に「いつもの君は、ちゃんとやる人だ」「失敗は例外的なものだ」という期待感をにじませています。
そして、第三に「予定どおりに進まなかった原因」を三つあげさせる形で、部下を個人攻撃するのではなく、事実関係を把握しようとしています。
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