しあわせ日記
2月18日(土) 一歩一歩、変えていこう
PHP3月号の特集は「他人に“好かれる性格”って?――自分は、自分で変えられる」。
「自分で作る自分の性格」(加藤諦三・早大教授)より、
あなたが今三十歳だとする。するとあなたの性格は三十年間かけてできあがった性格である。三十年間の人間環境の中でできてきたものだ。それを一朝一夕に変えることはできない。
しかし決してあきらめてはいけない。それが少しずつ、少しずつ変わっていく。目に見えないほどの小さな変化が積み重なり、ある日気がついてみると変わっていたということになる。
自分を変えることはそう簡単にはできない。
でも、自分を変えることはできる、のです。
「自分にはできない」と最初からあきらめていては「できない」でしょう。
「自分を変えたい」と思っても、そのための努力を実際にしなければ、「変わらない」でしょう。
「ここをこう変えてみよう」「こういう時にはこうしてみよう」と考え、生活の場で試してみることが肝心です。
努力をしているのに、進歩を感じられない時もあるでしょう。
そんなに急に自分を変えることはできないでしょう。
ある程度時間がかかることを覚悟し、あせらずに、いい心の姿勢をキープして、努力と工夫を続けることが大事でしょう。
また、自分の変化・進歩はなかなか感じることができません。
いつもいっしょにいる人の少しずつの変化には気づかないものです。
でも、長い間会わなかった人に会うと、大きな変化に驚くことがあります。
自分の進歩を感じられるのはいいことです。
一つでもできた時、少しでも進歩を感じられた時には、それを喜ぶことが大切です。
自分の進歩を知るための一つの方法は、過去の自分と今の自分を比べることです。
1年前の自分と比べたら少しは進歩したと思えれば、それを喜びましょう。
今までと同じように努力を続ければ、これからも少しずつ進歩していけると思えるでしょう。
少なくとも、自分を変える努力をする前の自分と比べてみれば、今の自分の進歩を感じられるのではないでしょうか。
「性格」と思われるものの大半は「考え方のクセ」だと思います。
不幸になりやすいのは、性格ではなく、(不幸になる)考え方のクセがあるから、と考えられます。
(不幸になる)考え方(のクセ)は、幸せになる考え方を心がけることで、変えていくことができると思います。
「(幸せになる考え方は)頭ではわかるけど、できない」という人もいます。
幸せになる考え方を身につけていくキーワードは、「一つ一つ」「少しずつ」です。
長い年月をかけて作られた現在の自分を変えていくためには、「時間をかけて」「一つ一つ」「少しずつ」「一歩一歩」というような心構えが大切なのではないでしょうか。