しあわせ日記
12月5日(月) 興味の幅を広げる
ラッセルの「幸福論」(岩波文庫)第2部「幸福をもたらすもの」
第15章「私心のない興味」より
不幸や疲れや神経過労の原因の一つは、自分の生活において実際的な重要性のないものには何事にせよ、興味を持つことができないことである。
一つのことを集中してやり過ぎると疲れやすいでしょう。気分転換や休息を適度に入れたほうが、トータルな効率はよくなるでしょう。
一つのことにとらわれてしまうと、他のことが見えなくなってしまいます。
一つのことに力を入れすぎて、他の大事なことをおろそかにしてしまい、不幸になってしまうこともあります。
一つのことにとらわれていると、そのことがうまくいかないと、すごく不幸になってしまいます。
十分な活力と熱意のある人は、不幸に見舞われるごとに、人生と世界に対する新しい興味を見いだすことによって、あらゆる不幸を乗り越えていくだろう。
人生には不幸な事もあります。一時的に不幸になっても、興味や喜びや希望などの幸せの種が一つでも見つかれば、立ち直って歩き出すことができるのでしょう。
また、はじめから複数の幸せをもっている人は、一つの幸せが失われても、あまり不幸にならずにすむでしょう。
幸福の秘訣は、こういうことだ。あなたの興味をできるかぎり幅広くせよ。そして、あなたの興味を惹く人や物に対する反応を敵意あるものではなく、できるかぎり友好的なものにせよ。
幸せはたくさんあります。
一つの幸せだけにとらわれずに、いろんな幸せを感じられるようになれたほうがいいのではないでしょうか。
そのためには、興味の幅を広げて、その中からいいものを見つけ、幸せを感じられるようになれたらいいのでしょう。