しあわせ日記

11月5日(土) 相手の関心を見抜いて話題にする

 『人を動かす』(D・カーネギー)「第二部 人に好かれる六原則」より
 セオドア・ルーズヴェルトを訪ねた者は、だれでも彼の博学ぶりに驚かされた。
 ルーズヴェルトは、相手がカウボーイであろうと義勇騎兵隊員であろうと、あるいはまた、政治屋、外交官、その他だれであろうと、その人に適した話題を豊富に持ち合わせていた。
 では、どうしてそういう芸当ができたか、種を明かせば簡単だ。ルーズヴェルトは、だれか訪ねてくる人があるとわかれば、その人の特に好きそうな問題について、前の晩に遅くまでかかって研究しておいたのである。

 相手の関心を見抜き、それを話題にするやり方は、結局、双方の利益になる。
 ルーズヴェルトのように、会う人会う人の好きそうな問題について研究するようなことはなかなかできないでしょうが、見習えることもあるでしょう。
 関係を大切にしたい人と会う前に、その相手に合った話題を考えておくぐらいはできるでしょう。
 それも、相手への質問を用意しておけば、あとは相手がいっぱい話をしてくれるでしょう。

 一般的には、多くの人が今関心をもっていることについての知識を常に仕入れるようにしておけば、話題に困ることは減るでしょう。

 相手の関心事を話題にすることは、会話をはずませ、相手を気分よくさせ、関係を良くすることに役立つでしょう。
 関係が良くなることが、双方の利益につながることもあるでしょう。

 また、人の関心事について調べておくことと、相手から興味深い話を聞けることは、自分の教養を広げることにもなるでしょう。

 あとは、自分がどこまでやる気になるかの問題かもしれません。
 自分が相手との関係を良くしたいと思うのなら、相手の関心を見抜いて話題にするぐらいのことをしてもいいのではないでしょうか。



   

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