しあわせ日記
11月3日(木) 名前を覚える
『人を動かす』(D・カーネギー)「第二部 人に好かれる六原則」より
自分の名前を覚えていて、それを呼んでくれるということは、まことに気分のいいもので、つまらぬお世辞よりもよほど効果がある。逆に、相手の名前を忘れたり、間違えて書いたりすると、やっかいなことが起こる。
小さいことのようですが、相手の名前を憶えることは、人づきあいではけっこう大事なことなのかもしれません。
「相手の名前を憶え、名前で呼ぶ」というのは、簡単なようですが、すぐには憶えられないという人も多いのではないでしょうか。
私は、人の名前を憶えようとする場合には、同じ苗字の人を(できれば2人)思い出します。
たとえば、「坂本さん」なら、「坂本龍馬(と坂本九)と同じ坂本さんだ」という感じです。
人の名前をなかなか憶えられないという方は、よろしかったら、お試しください。
名前は、当人にとって、最も快い、最も大切なひびきを持つことばである。
確かにそうなのかもしれません。
少なくとも、自分にとっていちばん敏感な言葉であることは間違いなさそうです。(小さな声でも、自分の名前を呼ばれれば、たいてい気づくでしょう)
私のところに届くメールの中には、「本田さん」と書かれていることがけっこうあります。
よくあることで、たいしたことではないのですが(特に相手の人にとっては)、やはり敏感に気づきます。
「人の名前を覚え、適切に使う」というのは当たり前のことかもしれませんが、それができていない人は相手を尊重していないと思われてもしかたがないでしょう。
人づきあいにおいては、「相手を尊重する心」がとても大事なのではないでしょうか。
自分が心の中で相手を尊重していないのに、相手に自分を尊重してもらいたいと願うのは“虫がいい”話でしょう。
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