しあわせ日記

7月18日(月) 心地好い関係

 PHP8月号の特集は「ここち好い人間関係を築くヒント
               ――距離のとり方のうまい人・へたな人」。
 重松清さん(作家)は、

 自分が心地好く感じる人間関係。そんなものは一つか二つあれば十分ではないでしょうか。みんなと心地好い関係をつくる。そんなことは到底無理です。

 心地好いパートナーが一人いれば、人生は十分に幸福だと僕は思います。多くを望むことは、単なる我が儘ではないでしょうか。
 みんなと心地好い関係をつくることはできないでしょう。
 人づきあいの中では、気まずいこともあれば、イヤな思いをすることもあるでしょう。
 そういうことがあっても軽く受け流すことができたらいいのではないでしょうか。
 「こういうこともある」「気まずいこともある」「イヤな思いをすることもある」と軽く受けとめて、その場だけのこととして忘れる(他のことをする)ことです。

 ちょっとしたことで、すごくイヤな気もちになり、受け流すことができないのは、“求めすぎ”なのかもしれません。
 「心地好い関係にならないといけない」というような“人づきあいに求めすぎ”、「人はこう(やさしく、正しく)あらねばならない」というような“人に求めすぎ”、「人づきあいがうまくできないといけない」というような“自分に求めすぎ”・・・だから「こういうこともある」「こういう人もいる」と思えないのではないでしょうか。

 人づきあいでイヤなことがあってもすぐに忘れてしまえればいいのでしょう。
 それができずに、いつまでも“くよくよ”“イライラ”してしまうのは、今を大切にしていません。
 もっと他に大切にしたいものがあるのではないでしょうか。
 たとえば、(そんなことを考えるよりも)「好きな人(愛する人)のことを考えよう」「自分の夢や目標の実現のために努力しよう」「幸せに過ごそう」などと考えたほうが自分のためにいいでしょう。

 心地好い関係の人が一人でもいる人は、そのことを幸せに思ったほうがいいでしょう。そういう人との関係を大切にできたら、なおいいでしょう。

 いちばん心地好い関係をつくったほうがいいのは「自分」だと思います。
 自分とうまく付き合えるようになると、ひとりでいる時に心地好く過ごせるようになれると思います。
 ひとりでも心地好く過ごせる人は、人(づきあい)に求めすぎずに、少しはラクにつきあえるのではないでしょうか。



   

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