しあわせ日記
7月10日(日) あらゆる思想の鍵 〜ヒルティの『幸福論』
『幸福論』(ヒルティ/岩波文庫)より
幸福はまことにわれわれのあらゆる思想の鍵である。
人が何かをするのは(「不幸にならない(幸せの)ため」を含めて)何らかの「幸せのため」だと思います。
仕事も、家事も、育児も、勉強も、遊びも、趣味も、人づきあいも、恋愛も、結婚も、食べることも、眠ることも、・・・。
すごく眠い時には寝ることが、ラクになれるし、幸せです。
でも、一日中寝ているのは、あまり幸せではないでしょう。
寝るのはほどほどにして、他の幸せになれることをいろいろやったほうがいいでしょう。
また、(不幸にならないために)やるべきこともあるでしょう。
幸せは一つではありません。たくさんある幸せの中から選べばいいのです。いろんな幸せを感じて生活できたほうがいいのではないでしょうか。
生活の中でやることを、楽しめたり、心地よく感じられたり、充実感を感じられたり、少しでも幸せを感じられたらいいでしょう。
でも、ともするとそれを忘れてしまいます。
『食べるために生きるな。生きるために食べよ』
生活の中でしていることを、一つ一つ見直して、「幸せのため」という観点で考え直してみるといいのかもしれません。
また、悩みや問題について考える際に、正しさよりも自分の気もちを大切にしたほうがいいこともあると思います。
「生きる目的は幸せ」と考えるのなら、「(自分の心の中の)幸せ」をもう少し重視した考え方ができるようになれたらいいのではないでしょうか。
「幸せ」というキーワードを頭のどこかにいつも置いておけるようになれたらいいのかもしれません。