しあわせ日記

7月4日(月) 仕事 〜ヒルティの『幸福論』

『幸福論』(ヒルティ/岩波文庫)より
 仕事は、人間の幸福の一つの大きな要素である。

 我を忘れて自分の仕事に完全に没頭することのできる働きびとは、最も幸福である。
 仕事にはいろんな幸せになる要素が含まれています。
・収入が得られる。(そのおかげでできることがたくさんある)
・仕事の内容が好きなことであったり、
  創造的なことであったりして満足を与えてくれる。
・その仕事が人や社会の役に立つことに喜びを得られる。
・職場での人間関係や役割や責任も幸せの要素となる。
・自分の進歩や上達を喜ぶこと、
  成績の向上や公平な競争も幸せなことです。
・仕事を工夫する楽しみもあります。
・仕事に集中したり、夢中になったりすることにより、
  不幸なことを忘れられることもあるでしょう。
・仕事の内容によっては健康に良いものもあるでしょう。
・仕事に夢をもてることは大きな幸せです。

 他にもいろんな喜びや幸せがあるのではないでしょうか。

  『もっとも平安な、そして純粋な喜びの一つは、
    労働をした後の休息である』 カント

  『仕事が楽しみならば人生は極楽だ。
    苦しみならばそれは地獄だ』 ゴーリキー

 仕事に限らず、長時間やることや毎日やることが“楽しみ”か“苦しみ”では大きな違いです。

 たとえば、家事にしても、料理が好きでそれを楽しめる人は、一日の中に幸せな時間をもてます。自分なりの工夫を楽しみ、それがうまくできたら喜びがあるでしょう。自分が作った料理を喜んで食べてくれる人がいたら、さらに幸せでしょう。

 仕事の場合には厳しいところもあって、仕事の悩みもあるでしょうが、一つでも楽しみを見つけ、少しでも楽しむ工夫や努力をすることが、自分の(幸せの)ためには大切なのではないでしょうか。



   

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