しあわせ日記

6月16日(木)人生は一本道ではない PHP7月号の「わたしの幸福論」は
 河合隼雄さん(カウンセラー/文化庁長官)。

 人生は決して一本道ではない。仕事だけではないし、子育てだけでもない。いろんな道を迷ったり、引き返したりしながら歩いていくものだと思います。

 自分の中にはたくさんの道があることを忘れてはいけません。たくさんの道があるからこそ、行き止まりの道を引き返す勇気が生まれるのです。
 「これしか道はない」と思い込んでいると、その道で行き詰ってしまうと途方にくれてしまうでしょう。
 その道が行き止まりだと絶望してしまうかもしれません。

 そんな時、「道は一つではない」と考えられるといいのではないでしょうか。

 やりたいことを始める決断に迷った時には、いつまでもくよくよしているくらいなら、「ダメなら引き返せばいい」という覚悟で、やりたいことを始めてみてはどうでしょうか。
 立ち止まったまま考えているよりも、「歩きながら考えよう」と、とにかく前へ進んだほうがいい場合も多いのではないでしょうか。

 自分が望む一本の道をまっすぐ進んでいけたら幸せでしょう。
 でも、いろんな道を歩いてみるのもいいのではないでしょうか。
 途中で引き返すことも、人生という長い目でみれば、それほど問題ではない場合が多いでしょう。

 「人生、いろんな道がある」「幸せな道はたくさんある」「いろんな生き方があっていい」などと考え、その時々に自分が望む道を選べるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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