人は傷ついた分だけやさしくなれるという使い古された言い回しがある。でも、この言い回しは正確ではないように思う。傷ついただけでは、やさしくはなれない。むしろ、これ以上傷つきたくなくて、人と接することを恐れてしまうことすらあるのではないだろうか。傷ついただけではなく、自分の傷や痛みを乗り越えられた時、初めて人はやさしくなれるのだと思う。そして、乗り越える力が、心の強さではないだろうか。確かに、傷つきたくなくて逃げてしまうこともあるでしょう。
次の日の日記 心のつよい人、やさしい人 ホームページ |