子どもたち、詩を読みなさい。とびきり上等のいい詩を読みなさい。「詩」というのは、心に何かを伝えるものでしょう。
いい詩を読むと、ふむふむそうか、となにかがわかります。やさしい気持ちになります。疑問に思っていたことがぱっと解けることもあります。
『雨ニモマケズ 風ニモマケズ「詩」のもつ、言葉の力も大事ですが、読む人の何かを感じられる心も大事なのではないでしょうか。
(中略)
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ クニモサレズ
ソウイウモノニ ワタシハ ナリタイ』
(宮沢賢治)
『ぱさぱさに乾いてゆく心をいい詩、いい言葉、いい本と出会えることも幸せの一つではないでしょうか。
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っていて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
(中略)
自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ』
(茨木のり子)
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