しあわせ日記
4月23日(土) 『論語』
『論語』(岩波文庫/金谷治訳注)より
子の曰(のたま)わく、学びて時にこれを習う、亦(ま)た説(よろこ)ばしからずや。
[先生(孔子)がいわれた、「学んでは適当な時期におさらいする。いかにも心嬉しいことだね」]
私も以前は、本を早く、たくさん読もうと思っていました。
最近は、できるだけいい本を読み、そこから何かを学びとろうと思うようになりました。
本を読んで、楽しければいい、というのもいいと思います。
でも、何かを学ぼうと思って、本を読むのなら、何も得るものがないのはもったいのではないでしょうか。
一度読んだだけでは忘れてしまうことが多いでしょう。
何度も読むことで忘れずに、覚えられます。
また、自分のものにするためには、ただ読むだけでなく、自分で考えることが大事でしょう。
『学んで思わざれば則ち罔し 思うて学ばざれば則ち殆し』
いい本は何度読んでもいい、と思います。
その時の自分によって違うことが学べます。
『論語』の中で私がいちばん好きなのは、
『これを知る者はこれを好む者に如かず
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず』
「幸せ(になる方法)」について知っていても、「幸せ」を楽しめない(味わえない/感じられない)のでは、あまり価値がないと思います。
「幸せは、感じるもの」です。