『子どもに伝えたいこと、大人が考え直したいこと』
3.自分を強くする
あなたはカゼをひいたこと、あるでしょ?
カゼをひいてしまうとたいへんだよね。
ネツがでたり、セキがでたり、ハナミズがでたり、
頭がいたくなったりして、元気がなくなっちゃうよね。
学校とか、やすんじゃったこともあるんじゃない?
あまりカゼをひかない強い体のほうがいいと思わない?
あなたはクヨクヨしてしまうことってない?
なにかを考えて、かなしくなったり、つらい気もちになったり、
元気がなくなっちゃったり、おちこんじゃったり。
クヨクヨしやすいのは、心がちょっと弱いからかもしれないね。
ちょっとぐらいのことでは、クヨクヨしない強い人になれたらいいと思わない?
“くよくよ”“イライラ”しやすい、傷つきやすい、落ち込みやすい、人間関係などの問題で苦しみやすいというような人は、「心が弱い」のかもしれません。
幸せになる考え方を身につけることで、少しでも「心を強くする」ことができたら、と思います。
ここでの「心を強くする」のイメージは“柳に風”です。
強い風が吹いたら流されて揺れてしまってもいい。
でも、風がやんだらすぐに立ち直る。
そんな「しなやかな強さ」を身につけることができたらいいのではないでしょうか。
風に逆らって無理して踏ん張ると疲れます。
暴風にあったらポッキリ折れたり根元から倒れてしまうこともあります。
世の中には、力を入れて踏ん張りすぎて心が折れてしまったり病に倒れてしまう人もいます。
また、何かある度に少しずつ傾いていって、本来の健全な自分に戻れなくなってしまうような人もいます。
一つの事で傾いてもすぐに立ち直ることができれば、いろんな事をどんどん付け加えて傾きを大きくしなくてすみます。
“柳に風”流のしなやかな強さのいいところは、「揺れてしまってもいい」と考えられることです。
イヤな事や問題に出遭ってしまったら、心が揺れてもいい(しかたがない)。ぜんぜん動揺しない人になんてならなくてもいいということです。
「しなやかな強さ」のポイントは、風がやんだら素早く立ち直ることです。
すんでしまったことの余韻に流されずに、普段の自分・本来の自分に素早く戻ることが大事なのです。
そのためには、何かあってもできるだけ軽く受け流して、今の生活を大切にすることが肝心です。
幸せになる考え方を心がけることで、“柳に風”流のしなやかな強さを身につけることができ、少しでもラクに・幸せに暮らせるようになれたら、と思います。
強い人ってどんな人だと思う?
力のある人、少しくらい苦しくてもがんばれる人、自分に負けない人、
いつも元気な人、勇気のある人、素直で正直な人、
人にやさしい人、思いやりのある人、人を助けられる人、
小さなことで苦しまない人、自分を大切にできる人、・・・
あなたはどんな強い人になりたい?
苦しいことやたいへんなことは自分を強くしてくれるんだよ。
ラクばかりしていると弱い人になっちゃうんだ。
苦しいことから逃げてばかりいては、
いつになってもその苦しいことに追いかけられちゃうんだ。
苦しいときにいっしょうけんめいにがんばると強くなれるんだよ。
強くなればそれは苦しいことじゃなくなるんだ。
でも、どうしてもがまんできないくらいに苦しいときには
「助けて」って言おうね。
ほんとうに苦しいときに「助けて」っていうのは、勇気のある強い人だよ。
あなたは強い人になりたくない?
強い人になれば、小さなことで苦しまなくてよくなるんだよ。
自分にやさしくすることときびしくすることは反対のこと?
苦しいときに自分を助けることは、自分にやさしくすること。
苦しいときにがんばるのは、自分を強くすること。
どちらも大切なことなんだ。どっちがいいかはそのときによるんだよ。
苦しいときには自分でよく考えてごらん。
ガマンするのがほんとうにつらいときには、自分を助けよう。
ガマンすれば自分が強くなれると思えたら、がんばってみよう。
自分で自分をいじめてるだけなら、そんなことはすぐにやめよう。
やめることが自分を甘やかすことだと思えたら、自分にきびしくしよう。
でも、それを決めるのはむずかしいことなんだ。
よく考えて決めたんなら、それでいいんだよ。どっちでもいいんだよ。
自分を強くすれば自分にもっとやさしくできるんだよ。
強い人はほかの人にもやさしい人なんだ。強くてやさしい人になろうね。


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