私は、本を読むのが好きです。
 歴史小説をよく読んだ時期がありました。「竜馬がゆく」(司馬遼太郎著)が好きです。もう、10回以上読んでいます。20代半ばに読んだときに、私も夢を持って生きたいと思いました。「三国志」(吉川英治著)、「新太平記」(山岡壮八著)も好きです。いろいろな登場人物に魅せられ、ロマンのある生き方に惹かれます。
 人生を考える類の本もよく読みました。26歳の時、「20年計画の実践」(井上富雄著)を読んで、自分の20年計画を立てました。32歳で独立する予定が、30歳で独立しました。ライフワークに関する本も読みました。そして、1つのライフワークと呼べるものを持ちました。それがいつしか、「幸せになる方法」になりました。
 コンピュータに関する本や雑誌はよく読みます。最新の技術動向は、ある程度知っておく必要があります。雑誌の中の広告にも目を通します。自分が作ったソフトウェアに関する記事が載った時には、一喜一憂して読みました。
 新たな仕事に役立つように、企画術、アイデア発想法、マーケッティング、問題解決法、目標達成法の類の本を読みました。しだいに、自己コントロール、イメージトレーニング、心理学、カウンセリング、生きがい、生き方等に関する本を読むようになりました。自分の興味が、ソフトウェアやビジネスから離れて、ライフワークである人の生き方に関するものに片寄っていくのを感じていました。
 宗教に関する本も何冊か読みました。私は宗教活動をしたことはありませんが、宗教には学ぶべきことがたくさんあります。中には怪しい宗教団体もあるとは思います。しかし、宗教には多くのいいところがあるから、多くの人が集まり、長く続くのだと思います。そこに価値があるから、存続するのだと思います。
 「病院で死ぬということ」(山崎章郎著)を読んだ直後に、ケガで入院をしました。入院中、肺ガンのおじいさんと知り合い、いろいろな話を聞きました。いろいろなことを考え、人生論や幸福論の類の本を読み、退院後には何かを変えてみようと思いました。退院して一カ月あまりたったクリスマスの日に、タレントの逸見政孝さんがガンでお亡くなりになりました。何か印象的な一年の終りでした。自分の生き方が変わるような気がしました。その後、「ガン再発す」(逸見政孝著)も読みました。
 趣味であるバスケットボールに関する本や雑誌も読みます。