こどもの詩「幸せを感じる」
読売新聞・96/8/7(96/12/29再掲)
幸せを感じる
鈴木由布子・御成門中1年
家族がいること
友達と笑い合えること
大好きな本に出会ったこと
大好きな曲を見つけたこと
青空の下を遠まわりして歩くこと
どれも平凡な毎日の繰り返しで
けれど
星の数ほど幸せが詰まっている
こんな詩に出会えて、この詩を書いた人がいてくれて、私も幸せです。
私などは、幸せはたくさんあるとか、無数にあるとか書いている。
「星の数ほど幸せが」ってすごくステキな言い方。今度私も使わせてもらおうと思います。
夜道を歩くことはあっても空を見上げない人もいる。私はよく見上げる。星がきれいだとうれしいからだ。幸せ探しの1つとして半ば習慣化している。
先日私の好きなFORTHRIGHT COMMUNICATION' WEB-ZINEの「ホットほっとブレイク」のページを楽しんでいたら、1月8日に「オリオン座を全部見渡せる空がある。それだけで幸せになれたりする」というステキな詩があった。私は小首をかしげてから自分の「しあわせ日記」を開いた。1月10日「オリオン座が見える」と書いてある。2日違いだけど同じ星座を見て、同じように幸せな気持ちになった人がいたと思ったら、何とも言えない気持ちになった。作者のCrinesiaさんにも伝えたら、私の日記を見て「ちょうど同じころ、冬空の澄んだオリオン座を見上げていらしたのだと思うと、とてもあたたかい気持ちになります」とご返事をいただいた。
「星なんて見えたから何なんだ」というような人には言ってもしょうがないですが、「夜、たまには空を見上げてみませんか」とお勧めしたい。そして、同じように、目の届くところにあるあなたの幸せを、たまには探してみてはどうでしょうか。