幸せの側面(19) 現実と幸福感

 あなたは自分の人生が(眠っている時に見る)夢のようなものじゃないかと思ったことはありませんか?自分が現実だと思っていることが、実は本当にある物ではないのではないか。自分が頭の中で作り出しているだけではないか。誰かにつくり出されているのではないか。などと考えたことはありませんか?

 人間は何かを想像することで、現実には目の前にないことから、様々な感情を得ることができます。
 私は幸せを感じる能力を高めるために、幸せのイメージをする練習をしたことがあります。簡単なものでは、美しい風景を想い描くことによりいい気持ちになる、自分の夢が実現した時のイメージをする、自分が今そばにいてほしい人が隣にいると想像する、など。そして、幸せな感じを得ます。練習によってだんだん幸せを感じやすくなりました。

 私は富士山のイメージをしてやすらかな気持ちになることがあります。
 私は最近ほぼ毎朝、富士山のホームページを見ます。少しいい気分になります。
 私は昨年12月に実物の富士山を見てすごく感動しました。やはり、実物には迫力があります。

 私は現実がいちばんだと思っています。しかし、現実が人を不幸にもします。自分が望むことが現実にならないことがままあるからです。1つの自分の理想にとらわれないでください。「〜ができないから」「〜が手に入らないから」「〜が見つからないから」などで不幸にならないでください。その1つ以外にも幸せはあります。
 どうしてもそのような不幸感から解放されないときの方法を1つ紹介します。それが現実となったことをイメージしてみてください。一生懸命、集中してやってみてください。そうすることで気持ちを少しラクにして、それから前向きに考え直してみてください。ちょっとあやしくて、一時しのぎの方法ですが、これができるようになると実際に助かります。本来なら、誰かに相談する方法とかをお勧めすべきでした。でもその時に相談できる人がいない場合や、イメージの力を信じられる人は試してみてください。

 あくまでも現実の世界で生きることをお忘れなく。