現実を受け入れる
不幸な出来事が起きたという事実を受け入れよう
現実に起ってしまったことを「信じられない」、「どうして自分がこんな目に遭わなければならないのか」などと思うのはよそう。ありえないことが自分だけに起きたのではありません。起き得ることが実際に起きただけなのです。同じことを多くの人が経験しているのです。
「こういうことはありうることなのだ」
「自分と同じような経験をしている人は他にもいる」
このように思うことです。不幸なのは世の中にあなた一人ではないのです。
不幸な出来事に対する自分の感情を受け入れよう
悲しかったり、つらかったりするのは自然なことです。そして、その感情はいつかはおさまります。
「つらいのはしかたがない。いつかはつらくなくなる」
このように思い、泣きたければ泣けばいい。
自分を不幸だと思うのはよそう。あなたが不幸だと思わないかぎり、あなたは不幸にはなりません。そのために、まずは現実をありのままに受け入れよう。
思うようにできない自分を受け入れよう
自分をあまり責めるのはよそう。自分を責めて自ら不幸になることはありません。ほとんどの人が思うようにはできないのです。そこが人間らしいところです。理想通りにはいかないのです。しかし、努力はいつかむくわれるのです。あきらめないで前向きに努力することが大事なのです。
イヤな人が存在する現実を受け入れよう
世の中にはいろいろな人がいます。悪意を持つ人も無礼な人も実在します。そういう人と出会うたびに不幸になるのは、ばからしいことです。そういう人とむだに争うことは自分の損です。そういう人を変えることは不可能に近いことです。それよりも、そういう人が存在する現実を受け入れよう。「そういう人はいるものだ」と思おう。そんな人のことを考える時間があったら、自分が愛する人を幸せにすることを考えよう。
現実は、とにかく無条件にそのまま受け入れよう。現実に起きてしまった事実は変えられないのです。しかし、そのことに関する自分の考え方は変えられるのです。つまり、不幸な出来事があっても、それを不幸だと思わない。むしろ、幸せなことだと思うことができるようになるのです。
現実を受け入れることが、不幸を幸せに変える第一歩です。