不幸にならない生き方より、幸せになる生き方
あなたは、不幸にならない生き方をしていませんか。自分の生活を省みて、将来の不幸を恐れて、何かを守るためだけの生き方をしていませんか。
「不幸でない幸せ」というものがあることを本書の中に書きました。では、「不幸になることをしない」というのは、幸せになる方法でしょうか。そうかもしれません。しかし、不幸になることをしないだけの人生は、守りの人生です。そして、守るだけではえてしてつらくなるものです。
「何かをしない」という選択が正しいことはあります。しかし、その選択をした場合には、同時に「他の何かをする」という選択をすることが可能なのです。つまり、「不幸になることをしない」ことと、「幸せになることをする」ことは、同時にできるのです。この場合、実際にしたことは、幸せになることです。「不幸になることをしない」ことにとらわれて、「何もしない」のは良くありません。不幸になることをしない場合には、幸せになることを考えて行動しよう。