
自分を育てる
子供を育てるためにはいろんな方法があると思いますが、親がいいお手本を見せるのがいちばんの方法ではないでしょうか。
あいさつとか、お礼とか、謝るというような基本的なことは、「しなさい」と言うだけよりも、親が自然にやっているいい見本を見せるのがいいでしょう。
子供は無意識に親のマネをしていることが多いのです。話す内容とかもそうです。たとえば、子供が人の悪口を言ったり、言い訳ばかりするようなら、そういうことを自分たちがしているのではないかと考えてみるといいと思います。
考え方もそうだと思います。人と比較するなどの不幸になる考え方は親の影響が大きいと思います。反対に、幸せになる考え方を親がいつもしていれば、子供も自然にできるようになるのだと思います。
親が自分にできていないことを、子供にさせようとするのには、ちょっと無理があるのではないでしょうか。
親を反面教師にできるようになるのは、子供が相当に成長してからでないと無理でしょう。
子供の将来の幸せのためには、親が日頃から幸せになるための心がけや努力をして幸せに暮らす姿を見せるのがいちばんだと思うのです。
子供の今の幸せのためにも、親が今幸せであることが大切です。
親が幸せに過ごせていれば、きっと子供も幸せだと思います。親の幸せな気もちは子供に伝わるでしょう。反対に、親が不幸だと子供も不幸な思いをすることが多いでしょう。親の機嫌が悪ければ、つい子供に当たってしまうこともあるでしょう。
親には、子育てだけでなく、いろんな悩みや問題があって大変だと思いますが、親がそれなりに幸せに暮らすことが子供のためでもあるのです。
(子育ての悩みに関することについては、次回から書こうと思っています)
また、家庭の幸せが大切です。そういう意味で、夫婦関係が幸せなものであることも大きいと思います。
子育てには、人間として学べることがたくさんあると思います。
少なくとも「人を愛する(人を幸せにする)」という幸せになる方法を実践を通して学べるはずです。子供の心を幸せにすることを考えれば、自分を幸せにするヒントも見つかるはずです。
子育ての大変さも、自分を育てるいい経験と考えることができれば、と思います。
子育ては、親と子供が共に育つ協同作業ではないでしょうか。
それをうまくやるためには、まず親の成長が大事です。親が成長し幸せに暮らす(ための努力をする)いいお手本を見せることが、子供を幸せにするためにはいちばんだと思うのです。