深い愛 博い愛
自分に強い愛情があり、その行為が相手に伝わって自分に返ってくる。それが続いて互いの愛が深まれば、すごく幸せだと思います。
愛の感情が急速に高まることはありますが、本当に愛が深まるのには時間がかかります。結婚を決断する頃から新婚の間に愛の感情は高まりますが、本当の愛が深まるのはもっと先のことだと思います。
また、愛の深さは両者の関係であり、相手が深い関係を望まない場合には達成できません。
急速に愛が深まることや相手が望まない深い関係を望みすぎると、その通りにはならずに不幸になってしまうことがあります。相手とのバランスを欠いた一方的な強い(感情の)愛は特にそうなりがちです。
幸せになるための愛では、愛の対象をひろげるのも1つの方法です。
今よりももう少しまわりの人にまでひろげる、地域や職場や学校の中でひろげる、社会や国や地球までひろげる。
幸せにしたい人が多ければそれだけ可能な愛の行為(幸せになる方法)は増え、その中には自分が役立てる人・喜んでくれる人・幸せにできる人もいるでしょう。
幸せにしたい人は何人いてもいいのです。
「多くの人を幸せにするとそれだけ自分が幸せになれる」と私は思っています。
仕事でも夢や目標でも、多くの人の役に立つ、多くの人を感動させられる、多くの人を幸せにすることが実現できれば、成功に近づけると思います。
理想としては「博くて深い愛」、理想的なのは一専多能型の「1つの深い愛とその他多数の愛」かもしれません。
現実には、今の自分(とその環境)に合った愛の持ち方をすればいいのだと思います。いろんな愛の形の可能性を見つけるために、愛の対象をひろげることを考えてみるのもいいのではないでしょうか。