愛するのは損?
愛することは、人のために自分の力を使うことになります。頭や気を使う、労力を使う、時間やお金を使うなどです。相手のために自分の心や体や持っているものを使うわけです。
それは自分にとって損なのでしょうか?
人を愛しても報われなければ損になると考えてしまうのかもしれません。確かに、愛が報われないこともあります。もちろん、報われることもあります。
私も報われたほうがいいと思います。相手が自分に愛を返してくれたら、それは愛し合うことになり、幸せなことでしょう。自分がしたことで相手が喜んでくれたり相手のためになったり相手が幸せになってくれれば、それも報われたことではないでしょうか。相手が感謝してくれたりお礼をしてくれれば、それで十分のような気もします。
報われないから損だと思って愛することをやめてしまうのはいかがなものでしょうか。報われるようにもう少し努力してみるか、報いてくれる他の相手を探してみてはどうでしょうか。
愛することは「疲れる」と考えてしまう人もいると思います。
一所懸命にやれば、少しぐらい疲れるのは当たり前です。
それに疲れは決して悪いことではないと思います。いい疲れもあります。
「疲れるからしない」というのでは、その人は何もできなくなってしまうのではないでしょうか。
ふつう人は自分のために頭や気を使い、体を働かせます。時間やお金も使います。それが自分のためになるのなら、ムダでも損でもないはずです。むしろ、自分の持っている力を活かして(自分の幸せのために)生きることが大事なのでしょう。
つまりは、愛することが自分のためでもあればいいわけです。結局、「愛」のキーポイント「人を幸せにすることが自分の幸せと感じられるかどうか」ということではないでしょうか。
「愛することは損」などと考えて、愛をあきらめないほうがいいと思います。