やさしさときびしさ
「愛」の基本は、相手の幸せを考える思いやりだと思います。それが愛の行為や様々なやさしさとなって現れ、相手に伝わることで共に幸せになれることが理想です。
でも、愛することに慣れていない人は、やさしさや思いやりを伝えることがなかなかうまくできません。子供の頃からやさしさを身につけた(やさしい人と言われる)人はともかく、長年身についた人への接し方を変えることは難しいのです。
でも、愛の心をもって接し続ければ、きっとやさしさや思いやり(愛)は伝わると思います。
本当のやさしさ(愛)には、きびしさも必要だと思います。
相手を甘やかし放題では本人のために良くないでしょう。将来苦しむことになるのは本人とその時まわりにいる人でしょう。
甘えさせてあげることがあってもいいと思います。子供の時期や相手がまいっている時などです。ただしそれも思いやりがあってのことです。ご機嫌とりのような甘やかしはよくないと思います。
相手が人として成長できることを願って、きびしくすることはあったほうがいいと思います。
きびしくする時にはきびしくていいのですが、放ったらかしではやさしくないと思います。ちゃんと見守り、危ない時には支えることが必要だと思います。
ふだんのやさしさや思いやりが伝わっていれば、きびしさも愛だと伝わるのではないでしょうか。
やさしくする時ときびしくする時の判断が難しいこともありますが、その選択をちゃんと考えたのなら、自分と相手とその判断を信じていいと思います。
常にやさしさと思いやりをもって、時には甘えさせてあげ、時にはきびしくすることが強い愛ではないかと思います。