しあわせ日記

11月21日(金) 夢は逃げない
 昨夜放送された「青春探検」(NHKテレビ)をビデオで見る。

 高橋歩さん(25歳)、出版社代表。既に自らの本を7冊出版し、若者に多くの支持を受けているという。
 高橋さんは大学生の時、「夢がない」と悩み、ヒーローたちの自伝を読みあさったという。そこで見いだした結論は、「カッコいいヤツは、何になろうなんて考えない。ただ、好きなことを頑張っただけだ」。
 21歳で大学を中退。カウボーイになるために渡米、予想と違いすぐに帰国。トム・クルーズ主演の「カクテル」を観て、一流のバーテンダーを目指す。そして、仲間とアメリカンバーを開店。軌道に乗せ4店舗にするが、その経営を友人に任せ、自らは出版社を設立。自伝的な本を出版。夢を持って生きることを若者に訴える。
 そんな高橋さんと仲間のモットーが、「夢は逃げない、逃げるのは自分だ」。

 番組のレポーターは、江川紹子さん。高橋さんから、今の若者の悩みを聞く。
「自分のやりたいことがわからない」「サラリーマンになりたくない」「20年先までわかっているような人生、ドラマのない人生に魅力を感じない」「人と変わったカッコいい生き方がしたい」
 でも、
「やり始めても、すぐにあきらめちゃう」「口だけで実際に行動できない」
 そして、
「そんな自分が好きになれない」「今の自分に満足できない」

 私にもそういう気持ちはわかる。私もかつて同じように思ったことがある。

 江川さんは言う。
「今の若い人たちは、選択肢がありすぎる分、生活が豊かになった分、悩みが多くなってきているのではないか」

 選択肢が多いのも、生活が豊かなのも、幸せのはずなのだが・・・

 どちらにしても、このような悩みが多いのは現実のようだ。
 12月の人生相談のテーマがまだ決まっていないから、そのへんを考えてみようかとも思います。でも具体的には難しい・・・



11月22日(土) いい夫婦
 11月22日は「いい夫婦の日」と、きょう入籍する田中律子さんが、結婚会見で言っていました。

 いい夫婦とは、どういう夫婦でしょうか? 夫婦の形・関係は、千組千様です。
 いい夫婦とは、幸せな夫婦のことでしょうか? でも幸せは、個人の心の中の問題で、外から見えるのは、あくまでも"幸せそうな"にすぎない。一方は幸せだと思っていても他方は幸せと思っていない、ということもありうる。

 理想の夫婦像そのままの夫婦など、まずないと思う。現実には、一方が我慢することもあるし、ケンカもある。そういうのを含めて、幸せな夫婦がいいのだろう。

 読売新聞(11月10日)に、「夫婦げんか考」という記事があった。
「しつこく嫌味を言う妻に対し、だんまりを決め込む夫 −
 夫婦げんかに関する調査でこんな"戦況"が明らかになった」

 佐藤悦子さん(立教大学教授)は、けんかするにはそれなりのルールがあるという。
1.相手を非難せず自分を主張する 2.過去を持ち出さない 3.一般論に置き換えない 4.わき道にそれない 5.勝とうとしない 6.自分だけ土俵から降りない
「けんかはエネルギーがいるのでどうでもいい相手とはできない。上手にすれば夫婦関係を育てる肥料になる」
 いい夫婦を目指すより、自分の幸せな(結婚)生活を心がけたほうがいいと思う。幸せは伝染するものだから、自分が幸せなら相手にも伝わり、それが幸せに関係になる。いちばんいいのは、相手を幸せにすることを自分の幸せだと思えることだと思う。



11月23日(日) 感情的になると
 帰りに、駅のそばのコンビニの前を通ると、1台の自転車のハンドルに何枚もの紙が貼りつけてある。コンビニの窓には、「有」「料」「駐」「輪」「場」と紙が貼ってある。

 「相当頭にきてるな」と思った。
 たしかに駅近くの路上や店の前に無断で自転車をとめるヤツがいる。ふつうの人は少し離れた市営の駐輪場を利用している。
 きっとコンビニの人が業(ごう)をにやしたに違いない。「有料駐輪場」というのはおどし文句ではないだろうか。
 気持ちはわかるが、いい方法とは思えない。

 「では、いい方法は?」と、少し考えてみたが、なかなか思い浮かばない。そのうちに考えるのがうっとうしくなってきた。私だったら、気にしないことにする、ような気がする。営業に影響するほど大きい問題ではないし、お客様に少しでも不快な思いをさせるような方法はとりたくない。

 人は、小さなことでも感情的になると、こだわったり、意地になったり、強硬になったりする。そのために、イヤな自分になって、後悔することがある。
 自分が何のために何を考えているのかを、少し覚めた眼で見ることができればいいのだけれど・・・
 私の場合には、自分のイヤな気分に気づけば、「不幸になる考え方をしているのではないか? 幸せになる考え方は?」と考える。



11月24日(月) holy mountain
 月曜日の夜12時を少し過ぎた頃に、「holy mountain」(日本テレビ)という番組がある。

 ここでのholy mountain(聖なる山)は、自分にとって心地のよいもの、自分にとって何かを感じるもの、自分にとってステキなもの、というような意味。「もの」とは、場所・人・言葉・物。

 番組のご案内は、小泉今日子さん。
 小泉さんが、holy mountainな人に会いに行き、holy mountainな場所や物を紹介してもらい、holy mountainな話を聞く。
 今回は、長野の山の中へ、木の上の家(ツリーハウス)に暮らす、アメリカ人・ダグラスさんを訪ねた。今までは、多摩川の漁師さん、星を観察する人、万華鏡を作る人、など。

 自分にとっての"お気に入り・とっておき"のような、何か特別な場所・人・言葉・歌・物とかがたくさんあるといいと思う。そういうものに出会えることが、とても幸せなことだと思う。

 この番組、なんとなく好きなんです。
(言葉で説明するのは難しいので、よろしかったら一度ごらんになってみてください。この番組が放送されていない地域の方は、すみません)



11月25日(火) 宇宙と廃業
 きょうのニュースは、「土井さんの宇宙遊泳」と「山一証券の自主廃業」。

 宇宙飛行士の土井隆雄さんが、スペースシャトルの船外活動(宇宙遊泳)をした。午前中は、NHKテレビで生放送していた。まるでSF映画のような映像で、2人の宇宙飛行士の動きが見られる。
 宇宙の闇、昼と夜(陽があたらなくなる時がある)、そしてシャトルの角度により地球が画面に入ってくる。白い雲間に青い地球が見える。「きれいだなぁ」と思う。

 昼前に銀行へ行くために町田へ。
 山一証券の入口から20人くらいのお客さんがあふれている。
 25日のため銀行はこんでいた。30分くらい待つ。
 帰りには、山一証券の入口から店の横へ、100人くらいの列ができていた。

 午後のあるワイドショーで、山一証券の社宅に住む主婦に、「出ていかなければなりませんね」とインタビューしていた。
 仕事も家も探さなくてはならないのだろうか。

 宇宙には、夢がある。やっぱり、夢があるっていいよな。
 それにしても宇宙って、なんて広いんだろう。私たちの銀河だけでも、4000億個の星があるという。
 「幸せは星の数ほどある」って、書いていいのかなぁ?

 ところで、私もそろそろ自主廃業を考えなくては。
(幸せのホームページのことではありません)



11月26日(水) 虹と星と幸せ
 午前中に降り出した雨は、夕方から強くなっている。
 天気予報では、あしたの明け方にはあがるという。

 「虹が見えるかもしれない!」と思った。
 夕方の雨上がりには東の空、明け方の雨上がりには西の空に、雲が切れて陽がさせば、虹が見えやすい。これは少し前に、holy mountainを見て知った。
 私は、夜明けの虹が見てみたい、と思った。

 5年くらい前の夏、夕立ちのあとベランダに出ると、目の前いっぱいに半円の虹を色鮮やかに見られたときには、感激しました。

 虹が見られることは珍しい。見える時・場所にいても、空を見上げない人は気づけない。虹が見えやすい状況を知っている人が、見たいと思って行動すれば(見える時・場所に行き、見える方角の空を探せば)、見られる可能性は高い。
 星も似ている。空を見ない人は気づかない。星を見たいと思えば、たくさん見える。
 幸せも同じ。
 「幸せは星の数ほどある」って名言かな?

きのうと言ってること反対だぞ!



11月27日(木) 死と元気なお年寄り
 昨夜の「女神の天秤」(TBSテレビ)は、「死刑囚歌人・島秋人」。
 強盗殺人で死刑になった島秋人さん。「私は死刑囚ですが、幸せです」

 昨夜の「ドキュメンタリー人間劇場」(テレビ東京)は、「失われた時を求めて〜小数民族の愛と死を見つめる写真家」。
 「インド・カルカッタの火葬場で死と出会い、生き方が変わった」と言う写真家・小林宏史さん。

 「死」と直面することによって、生き方が変わる人がいる。

 今朝の「ファミリー東京」(テレビ東京)は、「折り紙で国際親善」。
 加瀬三郎さん(71歳)は視覚障害者。20歳くらいから独自の折り紙を始め、現在は国内だけでなく、世界各国にも出かけ折り紙を教えている。また、週に2日は障害者の方の電話相談を受けている。
 加瀬さんは、元気にひとり暮らしをしている。「いつも明るく、元気に」

 午後の「小朝が参りました」(NHKテレビ・再放送)。
 中井シナさん(101歳)の毎日の習慣は、体操・歩く、新聞・本を読む。
 春風亭小朝さんに「長寿の秘訣は?」と聞かれ、「クヨクヨしないこと。人様の悪口を言わないこと」。「これからの目標は?」には、「きんさん・ぎんさんに負けまいと思ってね」。

 元気なお年寄りには、本当に感心します。

そういうオマエはテレビばっかりか?  幸せのためです



11月28日(金) お願い
 今夜の「中村雅俊のゼッタイ!知りたがり」(フジテレビ)は、「ストーカー」。インターネット上でのストーカーについても少し紹介された。

 そう言えばつい最近、掲示板を使って女性にいやがらせをした男が逮捕された、と新聞に載っていた。侮辱罪になるらしい。プロバイダーの通信記録を調査の結果、犯人が特定された。
 プロバイダーは、プライバシー保護の点から基本的には通信記録を後悔することはない。しかし、犯罪にかかわることで警察に協力することはあるようだ。
 掲示板を荒して管理者を困らせて喜んでいるヤツもいる、という。そのために廃止された掲示板もある。

 うちの掲示板は開設して2ヶ月たったが、平和そのもの(?)。
 よろしかったら、ゲストブックに何か書いてくれるとうれしいのですが・・・

まわりくどい言い方だね   よろしくお願いします



11月29日(土) 期待はずれ?
 きょう、今月の人生相談に「愛の重さ」を書いた。

 とうとう、夫婦の問題・恋愛問題には直接ふれることはできませんでした。

 言い訳をさせていただくと、夫婦・恋人の形は千差万別。人と人の組み合せでぜんぜん違う。また、愛についての考え方も人によってずいぶん異なる。その上、起こる問題も種類が多すぎる。
 そして、なによりも感情の問題が大きすぎる。まわりの人から見ればこうすればいいのにと簡単に思えても、当人には受け入れられないことが多い。
 結局、一人ひとりが自分で考えて、自分の答えを出すしかない。

 と、やっぱり、言い訳ですね。
 自信がないから、逃げたのかもしれません。
 期待していた方には、申し訳ありませんでした。

誰も期待なんかしてないよ!   よかった



11月30日(日) 親を越える
 今夜の「知ってるつもり!?」(日本テレビ)は、「森瑶子」。

 森さんは、主婦の生活に疑問を感じ、小説を書き、作家になる。
 夫との問題、子供との問題に悩み、自分の問題としてカウンセリングを受ける。そして、自分と母親との問題にたどりつく。
母親が一度も示したことがないから、
私もどうやってこう愛情を示していいかわからないし・・・
母親が一度も抱きしめてくれたことがないから、
私もどうやって子供を抱きしめたらいいかわからない。

私が母から学習したことは、
私の母がその母から学習したことだったのだ・・・
母だって・・・という反省みたいなものが出て苦しくなって・・・
一度も・・・何か力になるということをしてないし、
母の不満とか思いを長いこと放置してきた。
私だって同じだった。私だって・・・

そう思った時に、母に対する怨みみたいなものが・・・消えた。
そして、少しずつだけど、自分も許せた。
 私も若い頃、親との問題があった。表面的には大した問題はなかった。私が心の中で冷たい闘いをしていただけだった。
 「親を越えた」と感じたときに、問題は小さくなった。

 「親を越える」ということは、「人間として」である。私が考える「人間として」は、幸せになる能力のこと。この場合、人を受け入れる能力、人の幸せを考えられる能力など。
 そして、何よりも親よりも幸せに暮らせることが、親を越えることだと思う。


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