しあわせ日記

11月11日(火) ヘッセ
 夜の「ETV特集」(NHK教育テレビ)は、「もう一つの車輪の下〜ヘッセ・35000通の手紙」。
 ヘルマン・ヘッセは、読者からの手紙の返事を書くことに、本来の著作と同等の時間をかけたという。実際に、35000通ものヘッセが書いた手紙が残っているという。

「愛されることは幸福ではなく、愛することこそ幸福だ」(ヘルマン・ヘッセ)

 手紙をもらうことは幸せなこと、返事を書けることはもっと幸せなことなのだろう。

 番組の最後に、
「私にとって大切なことは、世界やドイツを変えることではなく、
  私の声に耳を傾けてくれる読者たちを勇気づけることなのです」

 私も大いに見習わなくては。



11月12日(水) なりたい自分
 きのうの読売新聞、「癒しのファイル・働く女性のストレス(5)」から。

   意欲が低下し、悲観的になる「軽症うつ病」
   「こういう症状は、負けず嫌いで理想が高い人に多い」
   「自分の中に理想像がある。それと現実のギャップ」
      (東京メンタルヘルスアカデミー・武藤清栄所長)

 実はきのう、「幸せになる考え方」に「なりたい自分なら?」を書きました。
 この"なりたい自分"は、理想像のこと。そして、「なりたい自分なら?」と考えた時に、現実とのギャップを感じてしまうことがある。
 そこできょう、考え直して少し変更しました。
 "なりたい自分"という理想像を持つことが悪いのではない。「そうあらねばならない」というような強すぎる思いや、「すぐにできなきゃダメだ」というような急ぎすぎが問題。

 日曜夜の「1×1」(TBSテレビ)で、柳美里さんも言っていた。
「なりたい自分があるっていいですね」

 私は、できるだけ幸せに暮らせる自分になりたい。最近は、少しずつなりつつある、と感じています。
 「今は幸せ。でももう少し幸せになれたらいいな」って、一生言い続けようと思っています。



11月13日(木) 龍馬は幸せだったか?
 11月15日は、坂本龍馬の誕生日&命日です。
 ということで、龍馬の年表を追ってみた。

   1835年11月15日 土佐(高知)に生まれる。
     17歳〜22歳   江戸で剣術修業。(土佐に帰る)
       26歳     脱藩して江戸へ。勝海舟と出会い、入門
       29歳     亀山社中(後に、海援隊)設立。
       30歳     薩長同盟締結に尽力。
       31歳     大政奉還に奔走、成る。
   1867年11月15日 暗殺される。

 さて、龍馬は幸せだったのか?

 裕福な家庭、仲のいい家族の中で育ったが、子供の頃、泣き虫・寝小便たれ・落ちこぼれだった龍馬は、幸せだったか不幸だったか?
 一流の剣豪になったが、剣術の道場主にならなかった龍馬は、幸せだったか不幸だったか?
 家族・仲間と別れ、脱藩した龍馬は、幸せだったか不幸だったか?
 勝海舟という師と出会い、好きな船について学んだ龍馬は、幸せだったか不幸だったか?
 亀山社中を設立するが、様々なトラブルがあり、儲かりはしなかった龍馬は、幸せだったか不幸だったか?
 薩長同盟・大政奉還の立役者でありながら、明治維新前に32歳という若さで暗殺された龍馬は、幸せだったか不幸だったか?
 夢を持ち続けて生きたが、夢の途中で死んでいった龍馬は、幸せだったか不幸だったか?
 歴史に名を残し、今の時代にも多くのファンを持つ龍馬は、幸せだったか不幸だったか?

 もちろん、龍馬自身が幸せに暮らしていたかどうかはわかりません。
 もし龍馬が幸せを感じる習慣をもっていたとしたら、すごく幸せだったと思う。

 きょう、「竜馬がゆく」の中から、「竜馬のお言葉」というページをつくってみました。

 ところで、誕生日と命日が同じ日というのは、幸せなことなのだろうか、不幸なことだろうか?
 死んだら関係ない!??



11月14日(金) 整形
 今夜の「中村雅俊のゼッタイ!知りたがり」(フジテレビ)は、「ザ・整形」。日本で年間40万人が美容整形を受けているという。
 番組の中では、大金を稼ぎたいというAV女優、メジャーになりたいモノマネタレント、いい結婚をしたい女性、きれいになって新しい人生を歩みたい女性、が紹介された。

 ところで、なんのために整形するのでしょうか?
 自分の気持ちのためでしょうか。満足感、優越感、自信などを得るため。
 人からの影響のためでしょうか。人からヘンな目やイヤな言葉を受けないよう、人に好かれる・もてるため。
 もっと具体的な目的がある人も多いのでしょう。

 でも本当は、みんな「幸せになりたいから」整形するのだと思います。
 ところで、「幸せになる」って?
 そのためには?
 で、自分は実際にどうしようか?

 結局、自分で考えて、自分で決めて、生きていくしかない。自分の人生だから。



11月15日(土) 夢と家族、どちらが大切?
 今朝、掲示板「私の幸せ」に、「龍馬との出会い」を書き込んだ。
20代前半に「竜馬がゆく」を読んで「夢を持って生きよう」と思った、と書いた。

 2・3日前に「幸せになりたい」を検索して、ある小学校のホームページが見つかった。授業で「幸せ探し」をしているという。小学5年生が幸せについて考えているという。とてもいいことだと思う。
 「家族がいっしょにくらすことが幸せ」というような意見が目につく。そして、「『自分と家族』どちらが大切か」と迷っているという。

 夢を持って生きるとき、その夢が家族のためでない場合、夢と家族のどちらを大切にするか、という問題が生じる。
 自分の夢を第一に、家族を返りみない人もいる。
 家族のために、夢を断念する人もいる。

 きょう、読書ノート「竜馬がゆく」を読み返したら、けっこうおもしろかった。
 竜馬も夢のために、家族・友・藩を捨てた。

 夢に生きるか、愛に生きるか、他にもいろいろな生き方がある。自分が幸せだと思える生き方を選べばいい。選べなかった生き方を想ってもしょうがない。今からの幸せな生き方を考えればいい。
 その際に、「夢(自分)と家族のどちらが大切か?」と考えることもあるだろう。答えは、その時々に考えるしかない。ケース・バイ・ケースだ。

 私は、「自分を大切にする」の中に「まわりの人を大切にする」を入れています。また、人を幸せにすることが自分の幸せとも考えています。
 私は、夢を持っている家族がいたら、応援したいと思っています。
 私自身は、夢を持ち続けて生きたい、と思っています。



11月16日(日) 勝った、勝った!
 
勝ちました!

 サッカー・ワールドカップ・アジア第3代表決定戦、日本VSイラン。
 延長Vゴール勝ち。ワールドカップ初出場が決まりました。

 きょう午前中は、バスケットの練習試合。7人しかメンバーが集まらずにきびしい試合でしたが、気合いの入ったプレーが多くでて、いいゲーム内容で勝ちました。
 昼からうまいビールを飲み、そのままカラオケ4時間。それでも夕方には解散。いい気分で帰ってきました。

 そして1日の終わりに、サッカーのうれしい結果。
 いい1日でした。



11月17日(月) 幸せの余韻
 きょうテレビでは、朝から晩までニュース・ワイドショーで、きのうのサッカーのことを報じていた。
 それらを見るたびに、よろこびが湧いてくる。
 "幸せの余韻"というものがあるのだ、と思った。

 私は夢や希望を持って生きることで、幸せの予感が得られる。それも幸せの1つ。と、よく書いている。
 過去の幸せを想い出して、幸せな気分になるのも今の幸せ。と、書いたこともある。

 将来の幸せも、過去の幸せも、それを想像することによって、心の中に幸福感が生まれるのだ。そんなのは幻だ、幸せと言うほどのものではない、と言う人がいるかもしれない。でも、私は自分の幸せの実感を信じ、それも確かな幸せの1つだと考える。

 気分が今いちの時に、将来の夢の実現や過去の幸せを想い描き、少し幸せな気分になってから、「で、これからどうしようか?」と考えるのは、幸せになる方法だと思う。

 日本代表・岡田監督の練習中の指示。
「もっとアイデアを出し、いいイメージを持て」

 幸せになるためにも、幸せになるためのアイデアを出し、幸せのイメージを持つことが大切です。



11月18日(火) もう1人の自分
 最近、脚本家の三谷幸喜さんがよくテレビに出ている。きょうも「黄金ボキャブラ天国」(フジテレビ)に出ていた。三谷さんと言えば、「古畑任三郎」などで有名。私は好きです。

 「幸喜」という名前、いいですね。幸せを喜ぶ。
 「幸喜」と言うと他に思いつく人は、大鵬幸喜。私が知っている中では、いちばん強い相撲とりだと思う。貴乃花と似た感じの美しい力士。今の貴乃花よりも安定したイメージ。(古くてみんな知らない?)

 けさ、ゲストブックに「時生」という名前について書きました。
 今の私にとっての「時生」は、「なりたい自分」のような気がします。時生の書いているような自分でありたい・なりたい、って感じです。実際には、うまくできないことも多いのですが・・・(ハオハオです)

 先日、ネットネームを「子どもの自分」と考え、許し・見守り、でも甘やかさず・育てている、というようなメールをいただきました。とても素晴らしい幸せになる方法だと、感心しました。

 私もこれからは、子どもの自分をもう少し大切にしようと、思いました。



11月19日(水) 恋愛の心理学
 昨夜放送の「オモシロ学問人生」(NHKテレビ)をビデオで見る。
「ひとつ上の恋愛をしよう」と題し、福島大学の飛田操さん(社会心理学者)に、酒井ゆきえさんが恋愛の心理学について聞いた。

 魅力のある異性像のパターン(松井豊氏調べ)。
 男性像。
   1.静かな、クール、自制心の強い、知的な男性。(豊川悦司)
   2.清潔な、洗練された、スマートな男性。(中井貴一)
   3.情熱的な、たくましい、積極的な、仕事やスポーツに打ち込む、
       エネルギッシュな男性。(アーノルド・シュワルツェネガー)
   4.社交的な、明るい、健康的な、生き生きしている、
       素直な、あっさりした男性。(中居正広)
   5.まじめな、寛大な、誠実な、やさしい男性。(筒井道隆)
 女性像。
   1.洗練された、スマートな、神秘的な、
       静かな、知的な女性。(桜井よし子)
   2.セクシーな、情熱的な、社交的な女性。(マドンナ)
   3.初々しい、清潔な、素直な、思いやりのある女性。(桜井幸子)
   4.生き生きとした、健康的な、明るい女性。(内田有紀)
   5.誠実な、まじめな、自制心の強い女性。(和久井映見)
   6.あっされした、おおらかな、聞き上手な女性。(飯島直子)

 もちろん、すべてを備えている必要があるわけではない。1つでもあればいいようだ。
 自分にないものねだりをするよりも、自分の性格を見極め、自分に合った魅力の特長を伸ばして、強調すればいいらしい。

 恋愛関係の6つのパターン。
 エロス(美への愛)、アガペ(他愛的な愛)、ストーゲイ(友愛的な愛)、マニア(狂気的な愛)、プラグマ(実利的な愛)、ルダス(遊びの愛)。
 現代の若者の恋愛では。女性は恋愛を楽しみ利用し、男性は女性につくす、傾向があるそうです。ひと昔前とは、逆転しているらしい。

 飛田さんは、「別れたほうがいいでしょうか?」という相談には、「別れなさい」と答えるそうだ。別れない人達は人が何を言っても別れないことを知っているから、と言う。
 「別れなさい」と言われて別れるような人達は、いずれ別れるのでしょう。「別れなさい」と言われると、逆に燃える人もいそうです。
 どっちにしても、「別れなさい」というのは、いい答えなのかもしれません。

 飛田さんのまとめのお言葉。
「恋愛が進めば、悩んだり、傷つけ合うことは増えるもの。それを恐れたり、逃げたりしない。また、短絡的な答えを求めない。恋愛の正解は1つではない。むしろ、悩んだその過程が正解なんだ」

 酒井ゆきえさんのまとめのお言葉。
「1つ上の恋愛をするためには、まず自分自身を見つめ直し、失恋も含めて様々な経験をして、思い悩んで、日常生活の中で闘い、最終的にはひとまわり大きな人間に成長する。そして、自分なりの恋愛をすることだったんですね」

 番組のエンディング・テロップ。
「一番正しい恋愛、それは1つです。それはあなたがしている恋愛です。あなたの恋愛を作るのは、あなた自身なのですから」

 恋愛に関するいろいろな人のお言葉の中の、「恋愛」を「人生」や「幸せ」に置き換えても、そのまま立派なお言葉になることが多い。試してみると、数倍ためになる(かもよ)。

 私もひと言。
「愛は幸せになるためにすること」



11月20日(木) 「説得力」
 「説得力」(ロバート・コンクリン/訳・柳平彬/PHP文庫)を読み直す。
人間関係を変える3つの方法
 1.状況を変える  2.他人を変える  3.あなた自身を変える
 他人を変えようと思ったら、自分自身を変えることが先決。そうすれば、人間関係が嘘のように円滑になり、あなたの人生は大きく開ける。
 まず自分を変えることが、人間関係・状況を変え、そのために人が変わることがあるのだと思います。
何かをしてほしいと思った時の原則
「他人の望むものを彼らに与えればそれだけ、彼らはあなたにあなたの望むものを与えてくれる」
 愛されたければ、まず自分が愛すればいい。幸せにしてほしければ、人を幸せにすればいい。

 とてもいい本だと思います。
 人をやる気にさせる、人を理解しようとする、人の話に耳を傾ける、人は何を必要としているか、人に頼む、反抗に対処する、怒りと憎しみをうまく処理する、など。役に立つことが書いてあります。
 それだけでなく、「愛は思考であり行動である」「愛、それは能力であり心構えである」「愛、それはあなたの人生を間違いなく豊かに、より深く、より高く、より広くする作用をし、あなたの人生を必ずや感情的喜びと満足感で満たしてくれます」など。愛を基本としているところが素晴らしいと思います。
 人を幸せにする方法を考えるヒントがたくさん書いてあります。だから、私は何度も読み直しています。

 よろしかったら、お読みになってみてはいかがでしょうか。


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