しあわせ日記

11月1日(土) 時がたつのは
 もう11月ですねぇ。早いですねぇ。

 って、時がたつのは早いものかなぁ? (もちろん、自分の感覚の話)
 この10ヶ月、短いような気もするし、想い出してみればいろいろとあったような気もする。少なくともこの日記は、10ヶ月分が確実に残っている。これを全部読み直したら、半日近くはかかりそうだ。

 と、本当に1月の日記を読み返してしまった。40分くらいかかったようだ。
 あと9ヶ月分は、また気が向いたら読もう。なんか、10ヶ月が長かったような気がしてきた。

 「歳をとると月日がたつのが早くなる」と言う人が多い。老化現象のようなものだろうか? 子どもの頃にはいっぱいあった初体験のような新鮮な経験が少なくなるからだろうか? 学生時代のように数年毎に、大きな環境の変化がなくなったからだろうか? それとも、だんだん幸せになるからだろうか?
 「楽しい時間は短く、イヤな時間は長く感じる」と言われる。確かにそう思うことは多い。

 時間がゆっくり過ぎたほうがいいか、早くすぎたほうがいいか?
 人生があまり早く過ぎてしまうのはイヤだが・・・
 幸せな時間はゆっくり、不幸な時間は早く、が良さそうだが・・・

 いろいろと考えていくと、よくわからなくなる。まぁ、どうでもいいことかもしれない。
 私は、こんなことでも考えるのが好きで、楽しんでいるのでいいと思う。イヤな気分になる人は考えないほうがいいでしょう。

オマエが書かなきゃ考えないョ!



11月2日(日) 鶴がいた!?
 朝4時半すぎて散歩にでる。まだまっ暗、星がきれい。

 5時を過ぎて、空が青みがかってきて、東の地平線近辺は白っぽくなってきた。川沿いの道に出て、東に向かって歩き出す。川の水音を聞きながら、明けゆく空を見ながら歩く。たまに、カモの鳴き声が聞こえるが、暗くてまだ姿は見えない。

 5時半を過ぎたので、折り返して西へ向かって歩きだす。すでに明るくなっている。
 私の好きなコスモスとキクの花が目につく。他にもいろいろな花が咲いている。
 川の水面には、あちらこちらにカモがいる。水の中にはコイがいる。最近は、赤やだいだいのヒゴイがよく目につく。
 この川は、東京都と神奈川県の境を流れる(その名もそのまんまの)境川。一時は、ドブ川と化したが、下水道が整備されたせいか、最近はきれいになってきた。

 ある橋の下を見て驚き、「ツルがいた!ツルがいた!」と少し興奮する。脚が長く、首も長く、くちばしもとんがっている。私は立ち止まり、しばらくその鳥を見ていた。よく見るとツルではなく、たぶんサギの一種だと思う。それにしても珍しい。
 橋の上を車が通り過ぎる音に驚き、その鳥は飛びたち、下流のほうへ飛んでいった。
 私もまた歩きだした。



11月3日(月) 愛とは
 今朝、gooで「愛とは」を検索してみた。556件。

・ 愛とは与えるものです。与える心が愛です。
・ 愛とは、相手への気持ちのプレゼント。
・ 愛とは、与え続けることで深まっていく果てしのない究極のゲームのようだ。
・ 愛とは、互いを許し合い、強い絆を作りあげるもの。
・ 愛とは謝罪、そして低姿勢。
・ 愛とは、決して後悔しないこと。
・ 愛とは永遠のものだろうか?
・ 愛とはいつかはさめるものなのでしょうか?
・ 愛とは、とても奥深く遠い存在。
・ 愛とはわかりません。でも私は緑の木に囲まれている時、
            家族や友人と共にいる時、それを感じます。
・ 愛とは何かわかりません。でもなくてはきっと、生きてゆけない。
・ 少なくとも愛とは、何か新しいものを生み出す力になっていると思う。
・ 愛とは、もっとも力強いものです。
・ 愛は一生の幸福を左右する。

 ついでに、「幸福とは」を検索してみた。241件。
 さらに、「幸せとは」。273件。

 今朝の検索では、このホームページは1つも検索されなかった。
 私は、「愛とは」とか、「幸せとは」とか、書いたことがないのだ。
 私は、どうしたら幸せになれるかがわかれば、それでいい。

 でも1ヶ月後くらいに検索すると、このページが検索されるようになるでしょう。それが新たな出会いを生んでくれるかもしれない。


追記 : すみません。ウソ書いちゃいました。
 念のためにホームページの全文書を検索してみました。(私らしい)
 なんと、「愛とは」が4文書、「幸せとは」が15文書に見つかりました。中を見てみたら、私が定義らしいものを書いてあったのは、次の1つだけでした。

「恋愛とは、(たくさんの幸せを与えてくれる可能性のある)
      幸せの種子の1つである」(新哲学大王!の中)

ウソついたのはgooだ!



11月4日(火) 恋愛論
 恋愛論と言えば、スターンダールの「恋愛論」(前川堅市訳・岩波文庫)。
 スタンダールの恋愛論と言えば、有名な「結晶作用」という言葉。

 私は以前に読んだ時、結晶作用の意味を感じることができなかった。

 「結晶作用」は、「恋の7つの時期」の中に出てくる。
1.感嘆  2.どんなにうれしいか、などなど  3.希望  4.恋が生まれる
5.第一の結晶作用  6.疑惑が生まれる  7.第二の結晶作用
 第一の結晶作用
「自分を愛してくれていると確信のもてる女を、人はさまざまな美点でもって飾りたててたのしむ。自分の幸福をこまごまとくりひろげて無限の快とする」
 第二の結晶作用
「『彼女は自分を愛している』という考え方に対するさまざまの確信を結晶させる」

 今回読んで、私は「結晶作用とは、想像によって幸福感を得ること」と解釈した。

 恋愛をしている時は、相手といっしょの時に幸せなのはもとより、それ以外の時にも相手のことを想えば幸せになれる。恋のはじめは、ほとんど想像だけでワクワク・ドキドキできる。
 しかし、恋愛で悩み苦しむ人もいる。その原因の中には、よくない想像も多いのではないかと思う。

 恋愛に限らず、想像は幸不幸の感情を大きく左右する。だから、できるだけ幸せになる想像を心がけたいと思う。



11月5日(水) 夜型生活
 先週末から完全な夜型生活になっている。夜寝0時間、昼寝4時間半。

 いつもは、夜寝3時間、昼寝1時間半というパターンが多い。昼寝はすっかり生活パターンに組み込まれている。
 眠くなったら寝る、というのが基本。1日が前半と後半に分かれていて、その間に睡眠があるという感じ。夜・昼合わせて、4時間半が多い。夜寝4時間半、昼寝0時間というふつうのパターンもある。
 時間の決まった予定がある場合には、昼寝をしないようにするか、お酒を飲んで寝るか、で簡単に調整できる。

 深夜、「愛」についての考えをまとめる作業をしていた。
 3時頃に、おやつにする。リッツ(クラッカー)にチーズといちごジャムを乗せたのが、最近のマイブーム。
 テレビをつけるとNHKで「美しい自然」をやっていた。音を消して、そのままつけっぱなしにし、作業を再開する。
 ときどきテレビに目をやる。山・川・海・花・鳥・動物など、美しい風景が目に入る。キツネ・クマ・雪景色など、どうも北海道らしい。
 テレビ画面を1つの窓ととして考えると、素晴らしい魔法の窓だ。

 5時前に、大好きな"夜明けの散歩"に出る。



11月6日(木) 思いやり
 友人のご両親のお葬式に行ってきました。

 昨夜10時半頃、そろそろ帰ろうかと思った時、仲間の女の子から電話があり、仲間の1人のご両親が事故で亡くなられて明日葬儀があることを、言葉をつまらせながら言う。思いやりがありやさしい人なのだ。すぐに私も出席する旨を伝えた。
 家に帰りおとといの新聞を見ると、出会い頭の交通事故で夫妻とも死亡、という記事が載っていた。
 突然にご両親を同時に失った友人のことを想うと、胸が痛む。

 葬儀に参列していると、私の後ろのほうから、次のような言葉が耳に入ってきた。「ご夫婦、仲良かったのよね」「いっしょでよかったね」「病気で長い間苦しむよりいいかも」
 私は、「ハオハオ」と心の中で言いながら聞いていた。以前だったら、怒っていたと思う。きょうは、「そんなふうに言っているのは、なんとも言えないせつない気持ちを紛らわし合っているのではないか?」「確かにそういう考え方もできるんだ」「考え方しだいでずいぶん気持ちを変えることができる」と思った。
 お葬式の帰りには、なぜか飲みに行ってしまう、という人がいた。たぶん、思いやりのある人だから、人の身になって考えるのだろう。でも、現実には自分の生活がある。気分を切り換えたいのだ。

 事務所に戻って少しして、友人本人から電話があった。
 「遠くまで来てくれてありがとう」「平日に迷惑かけると思ったので仲間には連絡しなかった」(私たちは、たまたまその友人の会社に電話をかけた人から聞いて知った) 「次に仲間が集まった時、あまり言わないで」(楽しい雰囲気を損ないたくない)
 よくこんな時に仲間のことを思いやれるものだ、と私は感心した。



11月7日(金) 人生いろいろ
 昼の「スタジオパークからこんにちは」(NHKテレビ)のきょうのゲストは石川ひとみさん。「まちぶせ」のヒット曲で知られた元アイドル歌手。
 石川さんは一時期、B型肝炎のため入院生活を送っていた。事務所をクビになり、病気に対する偏見による差別も経験した。
 きょうの石川さんは、すごく明るい表情で話す。
「生きること、幸せについて考えることができた」
「価値観、ものの見方、まわりの人の見方が変わった」
「大切な人(今のご主人)を得られた」
 今は「できないことを嘆くより、できたことをほめるようにしている」
 夫婦円満の秘訣は「会話、よくコミュニケーションをとること」
 好きな言葉は「思いやり」
「本当の幸せって、愛を持って生きること」
 石川さんは現在、NHK教育テレビの子ども番組に出演しているという。

 朝のワイドショー「スーパーモーニング」(テレビ朝日)では、「ほほにキスして」のヒット曲で知られたシンガーソングライターの水越けいこさんを紹介した。
 水越さんの息子・麗良(レイラ)君はダウン症。子育てに苦労している時、夫が家を出てしまった。パートタイムの仕事などをしながらの生活の中、レイ君に励まされる。今は歌の仕事を再開した。「1秒でもあなたより長く生きたい」という思いを込めた歌をうたっている。
 水越さんは言う。「神様、レイ君をありがとう」

 いろいろな人生がある。



11月8日(土) 幸せのきっかけ
 きのうの読売新聞に、「いい家は、幸せのきっかけになると思う」というミサワホームの全面広告がありました。2つの家族を比較しています。

お父さんは、仕事、仕事で、いつも帰りが遅い。

お姉さんは、クラブ活動といって、日曜日も家にいない。

お父さんは、休日というと、ゴルフに行ってしまう。

子どもたちは、いつも自分の部屋にこもってばかり。

お母さんは、子育てが落ち着いても、毎日、家事で忙しそうだ。

近頃、家族そろって食事をとることが、めっきり少なくなった。

子どもたちは、友だちに会うといっては、いつも出かけてばかりいる。

息子が、いまどんなことに興味我あるのかわからない。

定年退職後の、仕事をしていない自分がなかなか想像できない。

この家でどんな老後を迎えるのか、ときどき心配になる。


はたして、この家族は幸せなのだろうか。
うちのお父さんは、熱中できる仕事をもっている。

長女のテニスの試合に、家族でときどき応援に行く。

お父さんは、仕事もすごいけど、ゴルフだってうまい。

子どもたちは、勉強の息抜きといっては、リビングにおりてくる。

お母さんは、趣味の生け花で部屋を飾るのが楽しそうだ。

ふだん、なかなか時間が合わないぶん、休日は、家族での食事を大切にしている。

子どもの友だちがよく遊びにくる。会うと、あいさつしてくれる。

こんどの週末、息子を魚釣りに誘ってみようと思う。

定年退職後は、園芸でも始めてみようと、いまから楽しみにしている。

将来、子どもたちが結婚して、孫の顔を見るのが楽しみだ。


この家族は、どんな家に住んでいるのだろう。

 さて、幸せのきっかけになるのは、いい家でしょうか?

 私は、心の持ち方・考え方のような気がしました。それができるようになるきっかけは、「幸せに暮らそう」という決意からだと思います。



11月9日(日) ××症候群?
 きょうの読売新聞に、2つの症候群について書いてあった。「癒しのファイル・働く女性のストレス(3)」という連載記事の中。
 日曜夜に「サザエさん」をテレビで見て、月曜からの出勤が憂うつになる「サザエさん症候群」、身だしなみに注意を払わなくなる「身だしなみ症候群」。
 共に、独り暮らしの女性に多いストレス病だ、とある。

 「症候群(シンドローム)」って、何でしょう?
 以前に、大人になりきれない「ピーターパン・シンドローム」、シンデレラを夢見る「シンデレラ・シンドローム(シンデレラ・コンプレックス)」がはやったことがある。
 最近では、「結婚できないかもしれない症候群」、傷つくのが怖くて人と深い関係をつくれない「やまあらし症候群」。
 なんかどれも病気という感じよりも、流行のような感じする。現に古いものはどんどん忘れられる。
 しかし中には、AIDS(免疫不全症候群)のような病気もある。

 ほとんどの人は月曜の出勤・通学が憂うつになることはある。多くの人は身だしなみに注意を払うのがめんどくさい時がある。誰だって子どもの(未熟な)部分を持っている。素敵な出会いや夢の実現や一攫千金を願う人はたくさんいる。独身で恋人がいない人は、結婚できないかもしれないと思う場合もある。誰だって人間関係で傷つくのは怖い。

 多くの症候群の正体って、こんなものじゃないかな。もちろん、何でも過度のものは病気にもなる。それは、飲みすぎ・食べすぎ・働きすぎ・心配しすぎ、などでも同じ。
 自分の少し悪い状態や否定的な考えを気にしすぎ、症候群なんていう"はやり言葉"には乗らないほうがいいのだろう。



11月10日(月) お手伝い
 きょうの「思春期放送局」(NHK教育テレビ)のテーマは「お手伝い」。
 中学生へのアンケート調査の結果、家でお手伝いをする人としない人の割合が半々。お手伝いをする人も、頼まれたからが多く、すすんでする人は少ない。

 お手伝いをしない理由。なんとなく、小さい頃からずっとしていないから、頼まれないから、忙しいから、疲れているから、親への反抗心、素直にできない。
 お手伝いをする理由。頼まれたから、しかたなく、手伝えるのがうれしい・楽しい、ほめられるのがうれしい、ごほうび目当て、気がついたから、親が大変だから、家族のため。

 これらを見て、愛について考えた。お手伝い自体、人を幸せにすること、愛することと考えることもできる。
 人を幸せにすることをしない理由も、なんとなく・意識してしたことがないから、というのが多いのではないか。要するには、習慣がないのだ。やらない言い訳には大した意味はない。
 人を幸せにすることをする理由で、頼まれたから、というのも大した意味はないということ。逆の立場になれば、頼んでみればしてくれる可能性は十分にあると考えられる。
 人を幸せにする動機として意味を持つのは、人のためを考え・人をよろこばすことをうれしく思うこと。さらに、相手からの見返り(よろこんでくれる、ほめられる、ごほうび、など)があるほど、またやりたくなる。逆の立場になれば、人が何かをしてくれた時には、素直に喜び、お礼またはほめ、お返しをするのがいいのだろう。

 人を幸せにすることを自分の幸せと考えることは、難しいことなのだろうか?
 それはどうしてだろうか?


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