読書日記
言い訳しない
『持続力』(山本博)より、
言い訳をして、たとえその場を無難にやりすごすことができたとしても、結果的に得することはひとつもない。
なぜなら、言い訳は「癖」になってしまうからである。
自分の行動に対して責任を持つことができる人は成功を掴み取るチャンスがある。行動のプロセスにおいて、集中力に大きな違いが出てくるからだ。
言い訳をする人は、行動段階で深くものを考えることがない。
思うようにできなかったこと、失敗したことについて、ただ言い訳をしてすましてしまうと、何も得られません。そして、同じことを繰り返すのでしょう。
原因を見つけ、対策や改善策を考えたり、何かしら教訓として学べることがあれば、「いい経験」を得られたと考えられるでしょう。
その差は大きいと思います。歳を重ねると、その差はさらに大きくなるでしょう。
人に対する言い訳よりも、自分に対する言い訳のほうが問題かもしれません。
中でも、やらない言い訳をすぐに考えてしまい、やるべきことややりたいことをやらないのは、自分のためによくないでしょう。
やればうまくいくこともあるのです。それによって、成功や報酬など(の幸せ)が得られるのです。他にも喜びや自信などを得られるのも大きいことだと思います。
失敗しても、教訓やいい経験は得られるはずです。人間としての強さも少しは得られるでしょう。(失敗の経験のない人は弱い・もろいような気がします)
やらなければ何も得ることはできないのです。
「××だから」と幸せになれない言い訳をする人もいます。
言い訳をすることで、その通りになってしまいます。
幸せになれない一番の理由は、言い訳をして幸せになる努力をしていないことではないでしょうか。
言い訳は癖になりやすいのです。気づかぬうちに言い訳を繰り返している人も多いのではないかと思います。
「私には言い訳を考える癖がある」と自覚し、それに気づき、「やれない理由(言い訳)を考えるより、どうしたらやれるかを考えよう」「できない理由がわかったのなら、それをヒントにできる方法を考えよう」「言い訳を考えてしまうのは気分のせい。気分転換をしよう」「言い訳を考える時間があるのなら、何かいいことを始めよう」などと考えを切り替えられるようになれるといいのではないでしょうか。