家族の問題


 家族の問題に悩む人もたくさんいます。親の失業、夫婦の不和/離婚、子供の非行、子供の不登校/ひきこもり、家庭内暴力、家族の悪癖、家族の病気、・・・。
 問題を抱えている当人だけでなく、その家族にも大きな影響があり、悩み苦しんでしまうことがあります。

 問題を抱えた家族に対して、自分はどのように接したらいいか、と苦労している人も多いと思います。
 様々な問題があり、一概には言えませんが、なんとか家族の力になれたら思うのがふつうでしょう。
 「これは当人の問題だ」と黙って見守るというのも一つの選択だとは思います。
 問題の解決法や対処法をアドバイスしてうまくいくのなら、それもいいでしょう。と言っても、それで済むようなことなら大きな問題にはならないはずです。一方的に自分の答えを押しつけても、当人には受け入れられないことが多いのではないでしょうか。心の問題に関わる場合は特にそうだと思います。

 力になるためには、「味方になる」ことが必要なのではないでしょうか。そのためにはまず当人の現状を受け入れ、当人の話をよく聞くことからではないかと思います。
 大きな問題は「時間をかける」ことも必要だと思います。自分があせってもどうにもなりません。

 さらに問題が大きくなると、家族の手だけには負えないこともあります。そういう場合には、人の力を借りたほうがいいと思います。
 「人に相談する」ことも考えたほうがいいと思います。
 地方自治体の相談窓口を利用するのも一つの方法です。役所や保健所や精神保健福祉センターなどに対応してくれる窓口があるか調べてみてはどうでしょうか。最近は、各HPにも窓口の紹介がされています。
 また、病気は医者、法律は弁護士など、専門家に相談するのがいいでしょう。
 アルコール依存症、不登校、ひきこもり、拒食・過食などの問題は、同じ悩み持つ人たちによる自助グループも少しずつ増えているようです。検討してみてはどうかと思います。

 家族の問題に対していちばん大切なことは、自分が共倒れにならないことではないでしょうか。自分の基本的な生活に支障をきたすようでは、家族を支えることも難しくなってしまいます。
 「悩みや問題があってもそれなりに幸せに暮らす」ことを、いつもよりも意識して心がける必要があるのではないでしょうか。


   

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