アイ・コンタクト(視線・目線)


 アイ・コンタクト(目[線]を合わせること)は、いい人間関係をつくるための1つの扉だと思います。
 人と接する時、まずアイ・コンタクトがいいきっかけになります。あいさつでも、何かを聞いたり伝えたりする時でも、目が合ったと感じたタイミングで声をかけると、確実に相手に伝わります。
 会話の最中でもアイ・コンタクトがあると、ちゃんと聞いてくれていることがわかります。
 アイ・コンタクトによって、気もちが通じていると感じることや、愛情を感じることもあります。

 実は、私は人と目を合わすのが苦手です。気まずい感じがしてしまうことがあります。その理由をいくつか挙げられなくもありませんが、そういうクセがあると自覚できていればいいと思っています。すごく「シャイ」とか「人見知り」と言えばわかってもらいやすいかもしれません。
 10年以上前のことですが、グループの会話の中である女性が「目を見て話さない人は信じられない」と言いました。その時に私は内心ちょっと動揺しましたが、「そういう人もいるんだ」と思うことにしました。それからアイ・コンタクトを少し意識して生活するようになりました。
 今は必要だと思う時だけアイ・コンタクトを意識しています。

 反対に、アイ・コンタクトを避ける人を気にし過ぎて、相手に不満やイライラを感じてしまったり、その理由を考え過ぎて悩ましい思いをしてしまう人もいます。
 確かにアイ・コンタクトはいいことだと思います。でもアイ・コンタクト自体が気まずい人もいるのです。また、アイ・コンタクトを大切なことだと思っていない人もいます。他にもいろんな理由でアイ・コンタクトを避ける人がいると思います。

 アイ・コンタクトはいい人間関係をつくる1つのいい方法です。それを意識してうまく使えるようになることはいいことだと思います。
 でも、ムリをすることはないし、いつも誰にでもする必要もないし、いい人間関係をつくる方法は他にもいっぱいあります。
 アイ・コンタクトがうまくできなくちゃいけない、ということはないと思うのです。

 これを読んでいる人の中には、私もアイ・コンタクトが苦手という人と、アイ・コンタクトをちゃんとしないのはよくない・そういう人は信じられないという人と、そんなこと気にならないという人と、これらの中間的な人がいると思います。
 アイ・コンタクトに対する考え方は人によってけっこう違う、と思うのです。
 自分と違う考え方の人がいてもいい、そういう人にもやさしい気もちで接することができたらいいな、と思うのですが。


   

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