小さいことで怒らない


 “怒る”のでいちばんバカバカしいのは、ぜんぜん知らない他人に腹を立てることだと思います。
 街ですれ違う人、電車やバスで偶然近くに居あわせた人、たまたまある場所でいっしょになった人、・・・。
 どうせすぐに忘れてしまう人、二度と会うこともないだろう人、一度も話をすることもない人などに怒っても、まったくムダではないでしょうか。

 ひどい人や悪い人などに対して、怒りの感情が湧くのはしかたがないでしょう。
 でも、その感情に過剰反応してしまうと、小さいことを(自分の中で)大きいことにしてしまいます。

 まずは、自分が人に怒りを感じても、「そういうこともある」と、自分の感情を受け入れる。
 よくない人がいても、「(世の中には)こういう人もいる」と、その人の存在を受け入れることができれば、と思います。

 最近、自分の感情に過敏過ぎる人が多いような気がします。自分が少しぐらいイヤな気もちになっても、それはそれでかまわなければ、感情は自然に消えていくものです。そのイヤな感情を、イヤがり過ぎたり、原因を追求し過ぎたりしないで、やり通りすごしてしまえば、小さいことですますことができるのです。

 知っている人、ある程度は接しなくてはならない人でも、同じように考えられる時があると思います。
 自分が幸せに暮らしたかったら、小さいことで怒らないことが大切です。

   

人に対する悪感情

人間関係のヒント

幸せのホームページ